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2019年7月 6日 (土)

居場所が欲しくて 麻原元死刑囚執行1年 オウム後継に若者 今も(6日)共同(東京)

オウム真理教元代表の麻原彰晃(しょうこう)元死刑囚=執行時(63)、本名・松本智津夫(ちづお)=の刑執行から、六日で一年になる。今も、後継団体「アレフ」やアレフから分派した「ひかりの輪」に引き寄せられる人たちがいる。千六百人を超えるとされる会員たち。事件の被害者側は「本当に信頼できる団体なのか、見極めてほしい」と祈るように語った。(奥村圭吾、山田雄之) 「ただ居場所が欲しくて…」。ひかりの輪の会員だった千葉県内の二十代男性が、うつむきがちにつぶやいた。
 父親が三千万円の借金を抱えたまま、二年前に病死したことで男性の人生は暗転する。両親は離婚しており、取り立ては男性に向いた。契約社員の給料ではとても返済できず、息を潜めて暮らした。
 孤独と不安に押しつぶされそうな日々-。そんなとき出合ったのが、ひかりの輪だった。インターネットの動画を開くと、上祐史浩代表が「孤独を乗り越えるにはどうすればいいか」と熱っぽく語りかけていた。
 昨年五月、セミナーに初めて参加した。団体幹部から「俺も母子家庭だったから」と優しい言葉をかけられ、「居場所が見つかった」と思った。オウムの起こした事件は生まれた頃に発生。その後の報道などで事件を知っていたが、ひかりの輪の会員になるのに迷いはなかった。
 「不安を抱えているのはあなただけではない。みんな同じだ」と説法する上祐代表は魅力的に見えた。学校や職場には溶け込めなかったが、気軽に話せる仲間もできた。
 「オウムとは決別した」とするひかりの輪。だが、内部では「ワーク」(教団のための仕事)という「オウム用語」が交わされていた。高齢の会員が年金の大半を寄付しているという話も耳にした。
 次第に不信感が募り、今年二月に脱会。しかし一カ月後、また足を運ぶようになった。「心のよりどころを見つけられないまま辞めたからだと思う」と男性。「オウム事件のこともあるし、のめり込みすぎるのは怖い。もう、行かないつもり」と決めた。でも、まだ新たな居場所は見つかっていない。
 東京都内の三十代女性は二年前、興味本位で知人男性とひかりの輪のセミナーに顔を出したのを機に、毎週のように参加するようになった。
 女性は「もともと人間って何だろう、感情ってどこから来るんだろうということに興味があった。セミナーに来ている人には、似た考えの人も多いですよ」と淡々と話す。
 地下鉄サリン事件や松本サリン事件があった時は小学生だった。もちろん、オウムが起こしたことは知っている。「あんな事件をまた繰り返すとは思えないですね」
 地下鉄サリン事件で被害に遭った妹が今も入院中の浅川一雄さん(59)は「心の中で『神様仏様、妹を助けてください』と祈ることがある。心が弱っているとき、何かにすがりたくなる気持ちは分かる」と理解を示す。その上で「自分のすがりたいものが本当に信頼できるのか、見極めてほしい」と願った。
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019070690065645.html

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