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2019年7月13日 (土)

首相演説で妨害相次ぐ 聴衆に被害 公選法に抵触も(13日)産経

参院選(21日投開票)で安倍晋三首相(自民党総裁)の演説に対するやじや妨害行為が相次いでいる。自民党は警戒し、首相の遊説日程を非公表にした。ただ、騒ぐ聴衆にスマートフォンを壊される被害なども発生している。行き過ぎた集団によるやじなどは公職選挙法に違反し、刑事罰の対象となる可能性もある。
 7日、東京・JR中野駅前。自民候補の応援に首相が駆けつけると、聴衆の一部から「安倍辞めろ」とやじが起きた。首相の演説中も罵声は飛び続けた。
 首相到着前には、騒いでいた集団を撮影しようとした女性からスマートフォンを奪い、壊したとして、40代の女が警視庁に器物損壊容疑で現行犯逮捕された。被害者の女性は産経新聞の取材に「候補者に『死ね』とも言っていた。人権侵害だ」と憤る。
 首相の遊説日程は当日朝に報道機関に発表されるが、党ホームページなどには掲載していない。ただ、ツイッターなどで自民陣営が設置した首相の演説を告知する看板などの画像が投稿されている。検索用目印の「#(ハッシュタグ)」を付けた「#会いに行ける国難」として拡散されており、事前に把握はできる。
 立憲民主党も9日に枝野幸男代表が岡山県入りした際、日程の一部を非公表にした。演説妨害の可能性を踏まえた措置という。
 公選法は演説妨害を「選挙の自由妨害」として刑事罰の対象にする。個人のやじは該当しないとみられるが、集団で演説が聞き取れないほどの妨害行為を行った場合は同法が適用される可能性がある。違反には4年以下の懲役もしくは禁錮、または100万円以下の罰金が科される。
 日本大の岩井奉信教授(政治学)は「猛烈なやじや組織的なやじは選挙活動の自由を犯す範疇になる」と指摘している。(今仲信博)
https://www.sankei.com/politics/news/190713/plt1907130023-n1.html

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