競走馬サプリに禁止薬物 ”隣の製造ラインから飛散し混入”(5日)NHK
中央競馬の競走馬156頭が禁止薬物が含まれたサプリメントを摂取した可能性があるとして出走の取り消しになった問題で、JRA=日本中央競馬会はサプリメントの製造時に隣の製造ラインから禁止薬物が飛散して誤って混入したことが原因と特定しました。
JRAは先月15日、横浜市の飼料メーカー日本農産工業が出荷したサプリメントから興奮作用のある禁止薬物「テオブロミン」が検出されたとして、サプリメントを購入した28のきゅう舎の合わせて156頭についてレースの出走を取り消しました。
JRAはメーカーなどに聞きとり調査を行い、5日、記者会見して結果を公表しました。
それによりますと原因としてはサプリメントの製造時に隣の製造ラインで作られていた家畜の飼料の原料となるカカオ豆の副産物が、細かく砕かれて粉じんとして飛散し、誤って混入したと特定しました。
カカオ豆には禁止物質の「テオブロミン」が含まれる可能性がありますが、2つの製造ラインは同じ建物の中にあり、およそ20メートル離れていたということです。
また、メーカーによる薬物検査は定められた要領とは異なり年1回にとどまり、確認体制も不十分だったことが分かりました。
JRAは今後メーカーに対して製造ラインを近づけないことや、製造後およそ600袋ごとに検査を行うことなど管理の徹底を求めました。
さらに出走が取り消された競走馬が所属するきゅう舎に対し、総額で4億円から5億円の補償金を支払うことも明らかにしました。
JRAの臼田雅弘理事は「今後は検査機関や小売店に対し厳格にチェックを行い、少しでも疑いがあった場合は情報の共有を徹底させ、再発防止に努めていきたい」と述べました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190705/k10011983961000.html?utm_int=news-social_contents_list-items_002
« »「白タク」疑いで2人逮捕、年間1500万円売り上げか(5日)TBS | トップページ | みかじめ料払った側も罰則知って 警視庁、六本木や赤坂の店訪問(5日)共同 »
「薬物事犯(覚せい剤、大麻等)」カテゴリの記事
- 国際宅配貨物で覚醒剤を密輸しようと…関西国際空港税関で発見、帯広市の44歳の男を札幌地検に告発(25日)TBS(2022.05.25)
- 指定薬物所持疑い、男逮捕 ヘキサヒドロカンナビノール(24日)産経(2022.05.24)
- 覚醒剤使用容疑で男を再逮捕へ~男性死傷事件に関与か 福岡・福智町(20日)TBS(2022.05.20)
- MDMA密輸入疑い ベトナム国籍の2人逮捕 三重(2022.05.18)
- 合成麻薬密輸疑いで2人逮捕 白河署、国際郵便使い営利目的で(18日)共同(2022.05.18)
« »「白タク」疑いで2人逮捕、年間1500万円売り上げか(5日)TBS | トップページ | みかじめ料払った側も罰則知って 警視庁、六本木や赤坂の店訪問(5日)共同 »
コメント