警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(18、19日 単位・レベル)
テロではないと思われるが…
【治安うんちく】
18日午前10時半ごろ、京都市伏見区のアニメ制作会社に男が押し入り、ガソリンのような液体をまき、火をつけたため、爆発的な火災となった。出火当時、建物の中には73人の社員やスタッフがいたとみられ、死者は33人となる大惨事となってしまった。
目撃者によると、男は「死ね」と叫びながら火をつけたという証言もある。そしてスタジオから約100㍍離れた場所で身柄を確保されたが、京都府警の警察官に「パクリやがった」と叫んでいたという。男は41歳だが入院中で、動機など本格的な取調は後日になりそうだ。
「テロリズム」とは、警察庁組織令第39条によると定義として、「広く恐怖又は不安を抱かせることによりその目的を達成することを意図して行われる政治上その他の主義主張に基づく暴力主義的破壊活動をいう」と規定されている。
そして「特定秘密の保護に関する法律」の12条第2項でも「政治上その他の主義主張に基づき、国家若しくは他人にこれを強要し、又は社会に不安若しくは恐怖を与える目的で人を殺傷し、又は重要な施設その他の物を破壊するための活動をいう」とされている。
いずれにせよ、「政治上その他の主義主張に基づく暴力主義的破壊活動」とあり、単なるアニメに対する鬱憤晴らしだけでは、テロとは言えないようだ。何か隠されてはいないのか…しっかりとした動機の解明を願いたい。
それにしても事件の発生が少ないというのに、テロ並のこんな特異な事件が発生してしまうとは……
警察庁によると令和元(2019)年6月現在の刑法犯認知件数は36万3846件で、前年同期より3万4581件の減少。戦後、最も少なかった昨年よりさらに減少傾向は続いている。上半期としても過去5年間で最も少なかった。
なんと言っても窃盗犯が25万7183件で、2万5658件も減ったことが大きな要因だ。さらに、増加傾向にあった特殊詐欺も減少傾向に転じて知能犯は2956件も減少して1万8132件になったことも影響を与えている。
しかし、凶悪犯は全体的に減ってはいるが、殺人が26件も増えて488件になったほか強制性交等も59件も増えて659件になっていることが気がかりである。
「いつの世にも事件は絶えない」と言われているが、数字治安もあれば体感治安もあり、「治安の安定」の表現は難しい。
首都・東京感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
大阪の振り込め詐欺コマーシャル
https://www.youtube.com/watch?v=0erMfQ80Jno
★»「原野商法」被害者狙った詐欺Gの主犯格逮捕、5億円詐取か (18日)TBS
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3727515.html
★特殊詐欺被害1週間に17件(17日)NHK
★五輪抽選かたるSMS注意 情報盗むサイトに誘導(15日)日経
★新潟県警が詐欺防止で動画制作へ(14日)NHK
★孫を装い現金詐取未遂、受け取り役の男を逮捕か(13日)TBS
★栃木県警が特殊詐欺グループのアジト摘発。かけ子?男3人逮捕(11日)TBS
★埼玉・神川の男性、現金200万円詐取被害 受け子の「金融機関支店長」…ポロシャツ姿で登場(11日)産経
★特殊詐欺関与疑いの男を公開手配 大阪府警(11日)産経
★不審なはがき届く、県警に相談51件 架空請求詐欺の手口か(10日)共同
★土屋太鳳さんらの偽サインで詐欺か(9日)TBS
★「DVD保管料払え」お悔やみ欄見て遺族に手紙 詐欺未遂容疑で男逮捕(6日)共同
★初代タイガーマスク、特殊詐欺撲滅と薬物乱用防止を呼びかけ(5日)TBS
★常連の会社社長逮捕、銀座のホステスから300万円詐取か(4日)TBS
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