元巨人投手の証券会社幹部を立件へ 東京地検特捜部(13日)産経
外国為替証拠金取引(FX)を手掛ける東郷証券(東京都港区)が顧客に損失補填(ほてん)を行った疑いが強まったとして、東京地検特捜部が、同社の男性取締役(57)を金融商品取引法違反(損失補填等の禁止)容疑で近く立件する方針を固めたことが12日、関係者への取材で分かった。特捜部はすでにこの取締役らから事情聴取。詰めの捜査を進めているもようだ。 取締役は元プロ野球選手で、昭和54年に投手としてドラフト1位で巨人に入団し、引退後は証券業界に転身。親会社の代表取締役を務めており、特捜部は東郷証券の実質的な経営者で、損失補填を主導したとみている。
関係者によると、東郷証券はFXを行っていた複数の顧客に対し、損失の穴埋めをした疑いがあり、補填額が数千万円に上る顧客もいるという。補填の原資は架空の外部委託費から捻出していたとみられる。
損失補填はバブル崩壊後、大手証券会社などで発覚し社会問題化。平成3年に証券取引法(現金商法)改正で禁じられた。違反した場合、3年以下の懲役か300万円以下の罰金、またはその両方。
証券取引等監視委員会の証券検査の過程で損失補填疑惑が浮上。監視委が今年2月、同社本社など関係先を強制調査していた。
https://www.sankei.com/affairs/news/190613/afr1906130001-n1.html
« 児相と警察との連携初調査 虐待受け、全国の実態把握 (13日)日経 | トップページ | 集団いじめで女児骨折、大阪(13日)西日本 »
「検察、地検特捜部」カテゴリの記事
- 贈賄報告、迷走の天馬経営陣 頬かむりに弥縫策…頓挫―「法令違反いとわぬ風土」(24日)時事(2022.05.24)
- 「天馬」前社長ら在宅起訴 ベトナム当局に贈賄罪―追徴減免で2360万円・東京地検(23日)時事(2022.05.23)
- 取り調べで「あなたは大罪人」 特捜検事の適格性、どう審査?(21日)朝日(2022.05.21)
- 勾留停止中に逃走の被告確保 車上荒らし、覚せい剤使用罪―東京地検(20日)時事(2022.05.20)
- “検事が違法な取り調べ” 最高検提出の告発状を大阪地検 受理(19日)NHK(2022.05.19)
« 児相と警察との連携初調査 虐待受け、全国の実態把握 (13日)日経 | トップページ | 集団いじめで女児骨折、大阪(13日)西日本 »
コメント