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2019年6月 7日 (金)

中国人が係留依頼 横浜出港の密輸船 覚醒剤大量押収事件(7日)産経

静岡県南伊豆町の海岸で覚醒剤約1トンを積み、警視庁などに摘発された小型船は、横浜港の玄関口に架かる横浜ベイブリッジにほど近い会員制クルージングクラブ(横浜市中区)をいつの間にか出港していた。 「消えるようにいなくなっていた」。クラブ役員の男性(49)が振り返る。100艘(そう)ほどの船が停泊するクラブに、大きな2つの船外機を備え、船名が記されていないプレジャーボートが入港したのは5月23日の昼だった。
 「ハロー」。船を持ち込んだ男は目を細め、愛想良く役員の男性に英語で声をかけてきた。スポーツ刈りで身長180センチほどのがっしりとした体格。Tシャツにジーパンというラフな格好で、もう1人の男とは中国語で会話をしていた。
 1週間前に貿易会社に勤務する旧知の中国人男性から電話で連絡があった。「次の(停泊)場所が決まったら出ていくので、係留をお願いしたい。期間は最短でも1カ月間になる」。男らは中国人男性とともにクラブを訪れた。
 一時的に停泊する「臨時係留」の依頼だが、売買で船を引き渡す際などにしばしばある申し出だ。しかし、振り返れば不審な点がいくつかあった。
 小型船は、係留時に桟橋との接触を防ぐため船体側面に取り付ける「フェンダー」を備えていなかった。桟橋と船をつなぐロープの結び目もゆるかった。
 男らは約12万円の料金を前払いで済ませた。申し込みの書面には紹介者の中国人の名前と電話番号、造船メーカーの社名しか書かれていない。男性は語る。「最後に船を見たのは26日昼だった。何の連絡もなく出港していった」(玉崎栄次)
https://www.sankei.com/affairs/news/190606/afr1906060048-n1.html

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