警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(1、2日 単位・レベル)
これで日本の治安は維持できるの?
【治安うんちく】
令和元年の6月1日から取り調べの全過程の録音・録画が義務づけられた。改正刑事訴訟法の施行に伴うもの。「無理に認めさせられた」や「言っていない」などは通用しなくなるが、調べ官にしてみれば、諸刃の剣ともなる。
昭和の時代に「落としの○○」と言われた刑事が言っていた。「調べ室では被疑者にとって命をかけた戦いになる」-と。勝つには様々の駆け引きがあり、常人では考えられないひとつの技術がある。制限があるとなれば、調べ官の言動、行動が制限され、「落とせない」事件も増えることだろう。
警察の大きな仕事は犯罪の抑止だ。しかし、だからと言って犯罪は無くならない。そこで「声無きに聴き、形無きを見る」という警察には大きな仕事がある。
ところが、次の報道の見出しを見てほしい。
★詐欺や窃盗の疑いで逮捕の中国籍男性を不起訴 東京地検(1日)TBS
★中核派活動家ら釈放=広島地検(31日)時事
★詐欺未遂の疑いで逮捕の男性を不起訴、横浜地検川崎支部(31日)TBS
★雷門前の交番に押し入った男性、不起訴処分に(23日)TBS
★隣人殺害容疑 男性を不起訴に(21日)NHK
★規正法違反などで告発の森裕子参院議員が不起訴 新潟地検(20日)産経
★渋谷施設長刺殺、元入所男性を不起訴 責任能力問えず (17日)産経
★千代田区でハイヤー盗むなどした疑いで逮捕の男性、不起訴に(16日)TBS
★傷害容疑で逮捕の暴力団組員2人を不起訴処分 東京地検(12日)TBS
犯罪白書による刑法犯の起訴率の推移をみると、昭和57年以降で最も高かったのは同60年の60.1%。その後も50%台で推移したが、平成25年に38.9%に落ち、さらに年々減少し続けて同29年は最低の37.5%。
警察が送致しても約7割近くは「不起訴」になるが検察はその理由を明らかにしていない。
それだけではない。以下の見出しを見て欲しい。
☆会社員刺殺で無罪判決(1日)TBS
☆性犯罪裁判、相次ぐ無罪判決 その背景に・・・(22日)TBS
☆同意ない性行為に続く「無罪」判決 「故意立証」ハードル高く 刑事司法の限界、指摘も(21日)西ニッポン
☆娘に準強制性交で起訴の父に無罪 「抵抗不能」認定できず(4日)産経
☆この10年で被告の保釈率2倍以上に 裁判官の意識変化か(20日)NHK
☆「松橋事件」再審で無罪判決 懲役13年で服役した男性に 熊本(28日)NHK
☆バス横転事故、運転手に無罪判決 13人重軽傷、札幌地裁支部(11日)西日本
起訴になっても「無罪」が多いのでは、日本の治安はどうなってしまうのか、令和にはとんでもない遺産が残されたものだ。
東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
大阪の振り込め詐欺コマーシャル
https://www.youtube.com/watch?v=0erMfQ80Jno
★特殊詐欺2400万円被害 山形・酒田の男性 (1日)産経
https://www.sankei.com/affairs/news/190531/afr1905310036-n1.html
★元オリックス選手を逮捕 警官かたり詐欺など疑い(31日)共同
★「詐欺ではないか」特殊詐欺防いだコンビニ店長とお客さんに感謝状(29日)産経
★三越の職員名乗る不審電話相次ぐ(27日)NHK
★特殊詐欺防止へ水際対策呼びかけ、和歌山県警が協議会(28日)産経
★15人中7人が黙秘、2人が容疑認める タイの邦人振り込め詐欺団 (25日)産経
★タイ特殊詐欺事件、グループ15人全員逮捕(24日)TBS
★15人逮捕のため捜査員 タイ着(23日)TBS
★詐欺Gの「番頭」の男を詐欺容疑で逮捕(22日)TBS]
★警視庁、タイへ捜査員派遣(22日)西日本
★デパート従業員装い電話カード詐取か、詐欺G受け取り役逮捕(19日)TBS
★米企業社員装い6000万円詐取、容疑の男逮捕(17日)産経
★古い消化器を磨き〝新品〟と偽ったか、買い替え持ちかけた逮捕(16日)TBS
★競馬予想名目で現金詐取容疑の男逮捕 警視庁(15日)産経
★詐欺未遂で国士舘大生逮捕、詐欺グループのリクルーター役も (12日)TBS
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