佐伯巡査長、大熊の安全『私が守る』 大川原に臨時駐在所開所(30日)共同
県警は29日、大熊町大川原に双葉署大熊臨時駐在所を開所し、業務を始めた。同町は東京電力福島第1原発事故による避難指示が一部地域で4月に解除され、6月1日には町内の災害公営住宅へ住民の入居が始まる。住民の安全・安心のため、たった一人の所員として同駐在所に勤務する佐伯哲(さとる)巡査長(40)=同署地域交通課=は「住民の思いがこもった駐在所。その思いに応えたい」と誓う。 佐伯巡査長は香川県小豆島出身。2009(平成21)年に本県警に採用された。震災発生時はいわき東署泉交番に勤務し、住民の避難誘導や捜索活動に当たった。昨年春から双葉署で大熊町を担当している。「震災時、思うように警察業務ができない中、住民に食料など物資の提供を受けた。住民を支えるつもりが、逆に支えてもらった」。感謝の気持ちは今も忘れない。臨時駐在所は、町職員が町役場新庁舎移転前に利用していた町大川原連絡事務所を活用した。
開所式では向山喜浩県警本部長ら関係者がテープカットを行い、開所を祝った。式典終了後、佐伯巡査長は町内を巡回し、「交通量が増えたので注意してください」などと町民に声を掛けた。いわき市に避難し、同町大川原の自宅のリフォームを進める渡辺通子さん(82)は「佐伯さんは頼りがいがある。駐在所にはちょくちょく顔を出したい」と声を弾ませた。佐伯巡査長は「町に戻ってきた人は、いろいろな思いを持っている。安心を感じられるように活動したい」と決意を新たにしていた。http://www.minyu-net.com/news/news/FM20190530-382027.php
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