警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(10、11日 単位・レベル)
果たして防げるか!
【治安うんちく】
現在使われている1万円札をはじめ5千円札、千円札の紙幣のデザインが一新されることになった。その目的とは偽造防止が理由のひとつ。
9日、台湾の台北郊外の民家から、聖徳太子の描かれた旧1万円札の偽札2億2879万円分が台湾捜査当局により押収された。当局によると大量の偽札は中国から密輸したもので、民家に住む67歳の女が逮捕された。女は2012年に5億円分の偽札を中国から密輸していたという。
偽札事件と言えば、日本ではこんな事件があったのをご存じか…
「チ-5号事件」「チ-37号事件」「和D-53号事件」…この「チ」とか「和」とは何か?これは国家公安委員会規則により、決められたもので「チ」とは千円札、「和」とは1万円札を言い、他には五千円札の「利」、そして現在は流通していない10円札は「伊」、100円札は「呂」、五百円札は「葉」というコードナンバーが付けられている。
「チ-5号事件」とは、昭和26年に東京の八百屋、山梨の銀行で偽造千円札が発見された事件。その後、長野や大阪、愛知でも次々に発見され、この事件では24人が逮捕されている。
「チ-37号事件」とは、昭和36年に秋田県で初めて発見され、その後2年間で22都府県で計343枚が使用されるという第2次世界大戦後最大の紙幣偽造事件。犯人を特定することなく既に時効が完成している。
さらに「和D-53号」事件がある。平成5年に、関西地方の金融機関の両替機やJRの自動券売機で、偽造1万円紙幣が大量に発見される事件があるほか、平成16年12月から同17年1月ににかけて初詣客が多い全国の神社・寺院などで、相次いで発見された事件で、この事件では奈良県内在住の45歳の男が奈良県警に逮捕されている。
この他にも、コピーした偽造の5千円札事件もあったが、43歳の男と34歳の女が犯人だった。
警察庁によると今年2月現在の偽造通貨の認知件数は56件で前年同期より36件の減少。検挙件数も7件で同-13件だった。検挙率は21.7%で詐欺などの知能犯の中では最も低かった。
昨年(平成30年)の年間認知件数は546件で前年より98件も増加するなど、増加が懸念されていたが、今年に入り、今のところはおちついているようだ。
東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
詐欺天国ニッポン
大阪の振り込め詐欺コマーシャル
https://www.youtube.com/watch?v=0erMfQ80Jno
【警報発令】
新元号が発表されてから、全国各地で「改元便乗詐欺」が相次いでいる。手口も「元号が変わるからカードが使えなくなる」「新元号キャッシュバックキャンペーン」など様々。このため警察当局が警戒を強めている。
★改元便乗詐欺疑い、女逮捕 茨城県警、受け子役か (9日)産経
https://www.sankei.com/affairs/news/190409/afr1904090002-n1.html
★改元便乗詐欺で15万円被害(6日)NHK兵庫
★「カード使えなくなる」相次ぐ“改元詐欺” 警視庁が対策(3日)NHK
★「元号が変わる前に手続きを」、改元便乗詐欺か 不審電話に注意(3日)TBS
★「元号変わる」で詐欺被害、埼玉 100万円、85歳女性 (1日)西日本
★1800万円詐欺被害 埼玉・毛呂山の79歳女性 (30日)産経
★タイに振り込め詐欺の拠点(29日)共同
★中国に詐欺電話か、台湾の“詐欺グループ”摘発の瞬間 (29日)TBS
★詐欺メール被害金引き出しか、男ら逮捕 (28日)TBS
★主犯や指示役の半数暴力団 特殊詐欺、有力資金源に 警察庁まとめ (28日)産経
★金融庁職員かたりキャッシュカード盗む「受け子」を逮捕 (26日)産経
★強盗殺人事件を悪用した詐欺「アポ電で事件。危ない」カードと現金110万円被害/川口署(24日)共同
★日大生、女性に「カード交換」と詐取…指紋検出 (23日)読売
★出会い系詐欺、「サクラ」従業員ら29人逮捕 (20日)読売
★出会い系で女性を演じ詐欺の疑い(20日)NHK
★アポ電 カード標的 昨年被害19億円…金融庁名乗り すり替え (18日)読売
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