警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(22、23日 単位・レベル)
減少し続けているひったくり
【治安うんちく】


事件は平成28年4月、東京・荒川区で当時高校2年の女子生徒(16)の右肩にかけていたスクールバッグをひったくって逃げていた事件で、現場に落ちていたたばこの吸い殻のDNA鑑定で35歳の男が浮上。このほど警視庁に逮捕された。
DNA―刑事事件における法科学鑑定の主要な目的で、1990年代以降に登場した鑑定のひとつ。殺人や傷害事件などでは凶器や犯罪現場の特定。強盗や窃盗事件では遺留品からの犯人の特定。性犯罪事件では衣類などに付着した体液からの犯人の特定。さらに、ひき逃げ事件では容疑車両に付着している血痕からの逃走車両の特定などに活用されている重要な捜査ツールだ。
それが、ひったくり犯人逮捕に結びつくとは……近年、ひったくりは防犯カメラなどの効果もあり激減している。
警察庁によると今年2月現在の認知件数は247件で前年同期より56件の減少。ランキングは大阪の50件、東京と千葉の各26件、埼玉の23件、神奈川の15件など。1件も発生が無かったのは23県もあった。
一方、検挙率は54.7%で前年より41.3ポイントもダウンしている。ランキングは北海道の400%を筆頭に宮城の250%、京都の200%、福岡の166.7%、茨城の150%と続いている。
これに対して低かったのは愛知の9.4%、兵庫の21.4%、埼玉の26.1%、千葉の30.8%、大阪の44%など。
過去5年間の推移をみると平成26年には6201件の認知件数があったが、30年では約3分の1の1920件まで減っており、今年はさらに減少している。捜査ツールの多様化の効果に期待したい。
東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。


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