警視庁管内体感治安レベル２

首都東京体感治安（１２、１３日　単位・レベル）
暴力団員の検挙者増える
【治安うんちく】
　埼玉県で暴力団元組員らを支援する「悪役芸能事務所」が報道されたが、かと思うとなんと暴力団がニホンウナギの稚魚・シラスウナギを密漁したとして高知県警に逮捕されたり、債権回収を免れるため資産を不正に隠したとして、指定暴力団山口組系組員（５０）が警視庁に逮捕され、静岡では拳銃を隠し持っていたとして指定暴力団極東会系組員（５８）ら男３人が、さらに倉庫に手投げ弾３個を隠し持っていたとして、指定暴力団道仁会系組幹部（６６）が熊本県警に逮捕されるなど、あいも変わらず暴力団関係のニュースは多い。
　警察庁によると今年１月現在で６３９人が検挙されている。前年より１２２人も多い。
　罪種別で最も検挙者が多かったのは傷害の１５１人。これに窃盗の１１３人、詐欺の９５人、暴行の８０人と続いた。
　全体で１００人も増加したなかで最も増えたのは傷害で前年より３４人も増えた。また警察は暴力団の資金源になっている可能性もあるとして強化していた特殊詐欺の検挙者は２９人の増加。これに窃盗の＋１６人などと続いている。
　これはあくまでも検挙者数だが、検挙件数になると実に多く１１７６件も検挙されている。それでも前年より１３７件少ない。まあ、事件数が少ないのか、それとも警察の検挙活動が追いつかないのかは、この統計では分からない。
　いずれにせよ、福岡県久留米市では、指定暴力団道仁会大平組の事務所が使用差し止めになったり、佐賀県唐津市では暴力団事務所の土地と建物を同市が競売で落札するなど、世の中全体が追い込みに入っていることだけは確かだ。
　東京体感治安は「レベル２（ブルー）」とする。

詐欺天国ニッポン

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