バイト、悪ふざけの代償…千万円単位の損賠も (20日)読売
飲食店などのアルバイト従業員による不適切行為の動画がSNSに投稿され、騒ぎになるケースが相次いでいる。食品を取り扱う場での悪ふざけに対し、一部の企業は法的措置をとる動きを見せている。専門家は「悪質な場合は刑事責任を問われることもある。代償は大きい」と指摘している。
ネット炎上 企業は法的措置も
回転ずしチェーンの「くら寿司」で、ゴミ箱に捨てた魚を再び、まな板に戻す様子を映した動画がツイッターで拡散したのは2月上旬。仲間内でSNSに投稿し、数時間後に削除した動画だったが、問題視した利用者がツイッターに転載したとみられる。
運営する「くらコーポレーション」は今月4日、顧客からのメールで動画の存在を知り、社内調査に着手。すぐに動画が撮影された大阪府内の店舗と、動画を撮影したアルバイト2人が特定された。大きな騒ぎになることを想像していなかった2人は社内調査に対し、受け答えができないほど、憔悴していたという。
同社は今月8日、2人を退職処分にした上で、偽計業務妨害容疑での刑事告訴や損害賠償請求の準備を進めていると公表。「全国で働く従業員の信用回復と、同様の事案への抑止力にする」と説明した。
商品のおでんを口に入れる、下半身に調理器具を押しつける――。動画を投稿したのはいずれもアルバイトで、「こんなに大事になると思わなかった」などと話している。定食チェーン「大戸屋ごはん処」店内でズボンを脱いだ動画などを撮影したアルバイト3人は社内の調査に対し、反省しきりの様子だったという。
これに対し、企業側は厳しい姿勢を見せている。口に入れたおでんを吐き出す動画を投稿されたセブン―イレブン・ジャパンは11日、法的措置を含む厳正な処分を検討すると発表。調理場の床に食材をこすりつける動画が拡散したカラオケ店「ビッグエコー」を運営する第一興商は、「極めて悪質な行為で、営業を妨害された」として警視庁品川署に被害届を提出した。
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