危険タックル「反則指示なし」 警視庁、大学と異なる捜査結果 (6日)日経
日本大アメリカンフットボール部の危険タックル問題で、警視庁は5日、内田正人元監督(63)と井上奨元コーチ(30)について、タックルをした選手(20)に、相手を負傷させる意図の指示をした事実は認められないとの捜査結果を東京地検立川支部に送付した。大きな注目を集めた問題の刑事事件化は見送られる見通しとなった。
「やりましたね」「おう」。部員の一人は日大の第三者委員会の聞き取り調査に対し、元コーチと元監督の間にこんなやりとりがあったと証言。第三者委はこうした証言を基に反則行為は2人の指示だったと認定した。
だが、警視庁捜査1課による捜査で浮かび上がった現場の状況は証言を裏付けるものではなかった。関係者約200人から事情聴取し、試合の映像を解析。元コーチと元監督のやり取りを証言した部員は会話を聞き取れるほど近くにいなかったことが分かった。元コーチは元監督に声をかけておらず、元監督が「おう」とうなずく様子も確認できなかったという。
「勘違いした」「聞き間違えた」。部員らは警視庁の調べにこう説明したという。
選手が元コーチから言われた「つぶせ」との言葉も、警視庁は「強いタックル」などの意味で一般的に使われることから負傷行為を意図したものとは言えないと判断した。ただ「つぶせ」の指示は元コーチの意図を超えて選手に伝わったとみられる。「つぶしに行くんで使ってください、と監督に言いに行け」。試合前の元コーチのこの発言を選手は「ケガをさせろ」という意味だと理解……
続く
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40906550V00C19A2CC1000/
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