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2019年2月 3日 (日)

警視庁管内体感治安レベル2

首都東京体感治安(3、4日 単位・レベル)
アポ電の成功率
【治安うんちく】

2009_1228_222559212F1014489_2 オレオレ詐欺では当初は「携帯番号が変わったので…」と電話で予告してくる。そして相手が疑問を感じていないことが分かれば、次ぎにくるのは「電車内にカバンを忘れた」「会社の金で損しちゃったので弁済しなければならない…」などと具体的な要求に入る。これも年月とともに進化している。
 ようするにアポイントをとってくるのだ。警察はこれを「アポ電」と読んでいる。「予兆電話」としているところもある。
 そのアポ電―振り込め詐欺の大きな手段かと思いきや、なんと「強盗」事犯にも利用されだした。
 東京・渋谷区の高齢者宅に電話をかけたあと、警察官を装って玄関から入り込み、夫婦を縛り上げて現金が強奪された事件が1日発生した。
 ところが同区内では先月にも同様の手口で2000万円が奪われる強盗事件があるなど、なにやら雲行きがおかしくなっている。
 振り込め詐欺など特殊詐欺の常套手段のアポ電は成功率が高く9割は被害に遭ってしまう。
 振り込め詐欺などでアポ電があった場合は認知件数、実際に被害に遭った場合を「既遂」とした場合いどのぐらいの比率で被害に遭うのだろうか…平成30年11月現在の警察庁の数字から割り出してみた。
 振り込め詐欺の場合は認知件数に対して振り込んでしまった既遂の割合は94.4%。オレオレ詐欺の場合は91.6%、架空請求は96.8%、金融商品等取引名目の場合は92.6%だが、電話を受けて「もしかしたらお金が入るかもしれない」という、金銭が絡む口述は率が高い。
 ギャンブル必勝法情報提供等の名目詐欺は100%被害に遭う。還付金詐欺は若干落ちるが99.9%だ。
 その他では異性との交際あっせん名目も、やはり心躍るのか100%だった。
 振り込め詐欺はだましの手口があまりにも多く、しかも進化することから「劇場型犯罪」と呼ばれているが、その口述のひとつが全く別の犯罪に利用されるとは、劇場は劇場でも帝国劇場なみにグレードアップされているのには恐ろしい犯罪社会を感じる。
 警察は強盗のアポ電の文言を公表して、振り込め詐欺との違いを知らせるべきだろう。
 東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。

詐欺天国ニッポン

大阪の振り込め詐欺コマーシャル


https://www.youtube.com/watch?v=0erMfQ80Jno 

警視庁は、平成30年12月19日に、目黒署管内在住の81歳の女性に息子を装って電話をかけ、「既婚女性を妊娠させてしまった…」などとして現金100万円をだまし取った詐欺の受け取りにきた男の写真を公開した。
それにしても捕まらないね。

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