彦根警官射殺】警察に育成見直し促す 判決で異例の言及(9日)産経
元巡査に懲役22年を言い渡した大津地裁判決は、心神耗弱との弁護側主張を退けて完全責任能力を認めた。一方、犯行には直接影響しないと判断しながらも、滋賀県警の新人警察官育成方法を「警察学校でも十分な教育を尽くすにいたらない」「新人の特性との組み合わせ次第により達成度に差を生じかねない」などと強く“批判”する、異例の内容となった。
伊藤寛樹裁判長は判決理由で、「熱意を込めて指導にあたった被害者の思いは伝わらず、被告人が感情を鬱積させ、犯行が引き起こされた側面も認められる」などとして、滋賀県警の警察官指導、育成方法の再検討を促している。
滋賀県警も、事件を受けて若手警察官の心のケアを重視した再発防止策を打ち出した。2年目までのすべての警察官を対象に、臨床心理士による面談を行い、職場でストレスや悩みを抱えていないかなどを確認する。
「公の信託を受けて例外的に拳銃の携帯を許されている警察官が、社会を揺るがせる不正な拳銃使用に及んだ」と判決が強く非難する今回の事件。警察官の指導方針の見直しは、滋賀県警だけでなく、警察全体に向けて求められているともいえる。
https://www.sankei.com/affairs/news/190208/afr1902080048-n1.html
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