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2019年2月10日 (日)

警視庁SP訓練ルポ 体にしみこませる技術とは(10日)産経

皇室関連行事や東京五輪など今年から来年にかけ東京では重要行事を控え、警察当局は全国の警察官を海外要人警護の担い手として鍛える警視庁SP(セキュリティーポリス)の「出前訓練」の頻度を上げている。伝えるのはSPの約45年の経験に裏打ちされた専門的な技術だけでなく、「盾になり、命を守る」という精神。訓練は、厳しい叱責も飛ぶ緊迫した中で行われている。(中村翔樹)
 「ちょっと待て。大臣が撃たれるより、お前が撃たれるほうがいいだろう」。1月中旬、愛知県小牧市の中部管区警察学校。警視庁警護課SPの真壁義和警部は、要人が降車する際の警護を想定した訓練で、ドアハンドルに手をかけた男性警察官に厳しい言葉を飛ばした。
警察官の立ち位置ではドアを開けた瞬間、開口部が外から丸見えになり、要人が銃撃される危険性が生まれる状況だった。「自分の背中を外に向け、開口部を覆うようにしてドアを開けるように」。真壁警部は具体的に説明した。
 警視庁SPら4人が指導役の訓練は3日間の日程で行われ、中部管区管轄の愛知や三重、岐阜など6県警の警備担当ら23人が参加。要人が乗る「VC」(ビップカー)と呼ばれる専用車を安全に移動させるための一連の警護体形の確認に、大半の時間を割いた。
要人の乗降車時や車両移動時は、不審物への警戒など警護担当同士の密な情報共有が必須で、高い技術が求められる。「実戦を想定した訓練で、何度も繰り返して動き方を体にしみこませる必要がある」(警護課幹部)という。
 警視庁SPは、昭和50年6月に当時の三木武夫首相が日本武道館で暴漢に殴打された事件を受けて同年9月に発足。米大統領警護隊(シークレットサービス)を参考にして、警護担当が黒子のように動く「陰の警護」から、周囲に存在感を示して襲撃などを抑止する「陽の警護」へ警護方針が転換された。

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https://www.sankei.com/affairs/news/190209/afr1902090035-n1.html

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