警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(28、1日 単位・レベル)
検挙率は順調だ
【治安うんちく】 お見事でした。広島市の民家に押し入って住人を殺害して逃走した強盗殺人事件−広島県警は34歳の男を割り出して全国に指名手配した。そして、27日未明、滋賀県大津市内で自転車に乗った不審な男を滋賀県警の警察官が職務質問したところ、指名手配犯とわかり逮捕した。そう言えば、オウム真理教の重大資料を発見したのも滋賀県警だった。
刑法犯の検挙率が落ちているなかで、今年はどうやら好スタートを切ったようだ。
警察庁によると、今年1月現在の刑法犯検挙率は前年より0.8ポイントだがアップして37.5%だった。平成13年のあの悪夢の数字である19.8%から年々アップし続けている。
中でも住民に大きな不安を与える凶悪犯や窃盗犯、問題の特殊詐欺などの知能犯も検挙率は前年よりアップしており、平成時代の最後の追い込みを期待したい。
罪種別では凶悪犯が90.0%で前年同期より13.6ポイントもアップしている。最も率が高かったのは強制性交等で同27.3ポイントも上がり107.5%。強盗も11.6ポイントアップの83.3%なのだ。
さらに、不安を与える窃盗犯は32.6%で同0.7ポイントのアップ。なかでも侵入盗は10.2ポイントもあがり61.7%だった。平成で最も高かった元年の64.9%に確実に近づいている。
一方、今、最も国民に不安を与えている特殊詐欺の検挙率は46.7%で同7.2ポイントのアップ。これが知能犯を6.2ポイントも引きあげ51.3%にした要因だろう。 しかし、昭和の時代を含めて最も高かった昭和60年の詐欺犯検挙率は97.1%もあり、まだまだ追いつかない。
というのも、捜査の困難さだ。振り込め詐欺はグループの指揮者がいて、銀行に振り込ませた場合の「出し子」。電話をかける「架け子」。直接受け取りの場合は「受け子」など分担されており、なかなか、グループ全体の解明に至のは困難を極めている。
昭和の時代も含めて刑法犯の検挙率が最も高かったのは昭和60年の64.2%。刑法犯の7、8割りを占める窃盗犯の検挙率が、7割を越えていた当時に比べての低さが影響を与えている。違いと言えば余罪の出し方が少ない点だろう。
東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
詐欺天国ニッポン
大阪の振り込め詐欺コマーシャル
https://www.youtube.com/watch?v=0erMfQ80Jno
★電話転送サービス悪用の調査急増(28日)NHK
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