18年の虐待通告、最多の8万件 5年間で2.8倍に (7日)日経
2018年に虐待の疑いがあるとして警察が児童相談所に通告した子供は前年比22.4%増の8万104人で、過去最多を更新したことが7日、警察庁のまとめ(暫定値)で分かった。摘発件数も同19.1%増の1355件で最多を更新した。14年からの5年間で通告人数は2.8倍、摘発件数は1.8倍にそれぞれ増えた。
同庁は通告が増加した要因として「社会全体の意識の高まり」を挙げ、実際にどの程度虐待行為が増えたかは不明。ただ千葉県野田市で小学4年の栗原心愛(みあ)さん(10)が死亡した事件や、東京都目黒区で18年に船戸結愛ちゃん(当時5)が両親から虐待を受けて死亡した事件など、深刻なケースが後を絶たず、「犯行が潜在化しやすい傾向にあることを踏まえて対策にあたる必要がある」とする。
通告された虐待の内容をみると、最も多いのは7割を占める「心理的虐待」。「お前なんか生まれてこなければ良かった」といった暴言を吐いたり、子供の前で配偶者に暴力を振るったりする行為だ。
殴ったり蹴ったりする「身体的虐待」は全体の2割弱だったが、摘発件数の内訳では8割を占めた。社会的関心の高まりを受け、児相と警察で虐待に関する情報を共有するなどの取り組みが各地で進む。ただ心愛さん、結愛ちゃんの事件でも児相や学校の対応の不備が明らかになった。
児童虐待以外の家族間の犯罪では、ドメスティックバイオレンス(DV)も深刻な状況が続いている。配偶者からの暴力に関する相談は7万7482件(前年比6.9%増)、摘発はDV防止法の保護命令違反や刑法犯を合わせ9090件(同7.9%増)だった。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40999950X00C19A2MM0000/
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