「命以外、全て奪われた」 蓮池薫さんが福岡市で講演 米朝交渉「拉致解決の好機」(14日)西日本
北朝鮮による拉致被害者の蓮池薫さん(61)=新潟産業大准教授=が13日、福岡市内で講演し、昨年の米朝首脳会談から続いている非核化交渉に触れ「拉致問題にとっても好機だ。(米朝協議は)膠着(こうちゃく)状態だが、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長の新年の辞からも、経済的に非常に苦しい状況にあり、米国に譲歩する姿勢もちらついている」との見方を示した。
正恩氏が1日、今年の施政方針に当たる新年の辞で「これ以上、核兵器を製造しない」と表明したことについて蓮池さんは「完全な非核化ではないだろうが、ある程度のカードを切り、非核化の方向に向かうだろう」と推測した。
拉致解決の好機となる理由について、北朝鮮側に「核、ミサイル問題が解決に向かい拉致問題も解決すれば、日本との国交正常化や経済協力を得られる状況になる」との期待感があると指摘。日本政府に対し「核問題が進展しても、拉致問題で北朝鮮が誠実に出てこない限り、国交正常化すべきではない」と注文した。
講演は北朝鮮の人権侵害問題啓発を目的に福岡市が主催し、約800人が耳を傾けた。
■「夢奪われ、家族の絆を断ち切られた」 厳しい監視下の暮らし、子残し帰国の葛藤語る
「拉致は非常に残酷。命以外、全て奪われた。夢を奪われ、家族の絆を断ち切られた」-。蓮池薫さんは13日の講演で、北朝鮮での厳しい監視下の暮らしや、同国に子ども2人を一時的に残して日本に帰った葛藤などを改めて語った。
続く
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/479181/
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