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2018年12月13日 (木)

殺人告白「執行延ばし」、確定死刑囚に無罪判決(13日)読売

 死刑確定後に別の2人の殺害を警察に告白し、改めて殺人罪に問われた元住吉会系暴力団組長・矢野治被告(69)の裁判員裁判判決で、東京地裁は13日、無罪(求刑・無期懲役)を言い渡した。

楡井

にれい

英夫裁判長は「死刑執行を引き延ばすための虚偽の告白だった疑いがあり、被告が殺人を犯したとは認定できない」と述べた。
 死刑囚が被告となる裁判員裁判で判決が言い渡されたのは初めて。裁判が確定するまでは、矢野被告の死刑執行は見送られる見通し。
 起訴状では、矢野被告は1996年8月、暴力団関係者ら3人(いずれも死亡)と共謀、神奈川県伊勢原市で不動産業の津川静夫さん(当時60歳)の首を絞めて殺害。98年4月には東京都豊島区のマンションで元会社社長の斎藤衛さん(同49歳)を殺害したとされた。
 矢野被告は、前橋市で2003年に起きたスナック乱射事件で4人を殺害したなどとして14年4月に死刑が確定。同年9月と15年6月、斎藤さんと津川さんを殺害したことを告白する手紙を警視庁に送付した。同庁は手紙などを基に2人の遺体を発見。だが、矢野被告は公判で「告白内容はウソだ」と無罪を主張した。
 事件関係者の多くはすでに死亡。公判では告白内容の信用性が争点となった。
 検察側は「告白は死刑執行の引き延ばしが目的。逮捕・起訴されるために必死に真実を伝えようとした」として、「告白は信用できる」と主張した。この日の判決も「被告が手紙を送った主な目的は死刑執行の引き延ばしだった」と認定。ただ、「手紙には殺人の犯人でなければ知り得ない情報は全く含まれておらず、具体性に乏しい」などとして、「告白には信用性が認められない」と判断した。
 公判には矢野被告の配下の組員だった男性が出廷し、矢野被告の指示で2人の遺体を山中に遺棄したと証言したが、判決は「別の人物が殺害し、被告が遺体の処理を請け負ったことも考えられる」と指摘した。
 楡井裁判長は判決言い渡し後、被告に「あなたが遺族を混乱させ、つらい思いをさせたことを遺憾に思う。あなたからは控訴できず、検察が控訴しなければ裁判は終わりです」と厳しい口調で述べた。矢野被告は「ご迷惑をおかけしました」と頭を下げ、退廷した。

 東京地検の

久木元伸

くきもとしん

次席検事は「判決内容を十分検討して適切に対処したい」とコメントした。https://www.yomiuri.co.jp/national/20181213-OYT1T50074.html?from=ycont_top_txt

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