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2018年12月 7日 (金)

変わる現場、めぐる思い 府中3億円事件50年(7日)東京

 東京都府中市で白バイ警官を装った男が、大量の現金を輸送車ごと奪い去った「3億円事件」から、10日で50年となる。被害額は現在の価値で20億円に相当するともいわれ、犯罪史に残る未解決事件として知られる。時代は流れ、現場の風景は様変わりしたが、事件は多くの人の記憶に残り続けている。 (松村裕子、服部展和)
 「あの辺だ」。府中刑務所北側の通りで、当時はガソリンスタンドを経営していた松村昭彦(てるひこ)さん(86)が現場を指さした。事件の二カ月前に「これからは車が増える」と見込み、通り沿いに店を開いたばかりだった。雨の朝に事件が起きた。
 一九六八年十二月十日午前九時二十分ごろ、日本信託(現・三菱UFJ信託)銀行国分寺支店の現金輸送車を、白バイ警官を装った男が止めた。「爆弾が仕掛けられている」と偽って車の下に潜り、発炎筒をたき、銀行員ら四人を遠ざけると、輸送車を運転して逃走した。東京芝浦電気(現・東芝)府中工場の従業員四千五百二十五人分のボーナス約三億円が奪われた。
 被害に遭った銀行員が松村さんの店に飛び込み、電話を借りて銀行に一報を入れた。それからは連日、捜査員が店を訪れ、従業員に「犯人に結び付くような知人がいないか」と尋ね、顧客にも「事件を目撃したか」と聞き込んだ。店は数カ月にわたり、捜査員の待機場所のようになった。
 近くで青果店を営む工藤竹治(たけじ)さん(81)は当日、仕入れから戻り、しばらく後で被害額を聞いて「すごい」と驚いた。寒い中、何度も店に聞き込みに来た捜査員に、温かいお茶を出したことを覚えている。
 警視庁は府中署に捜査本部を設置。延べ十七万人余りの捜査員を投入したが、七五年に刑事上の時効が成立。八八年に民事上の時効も成立した。
 事件後、松村さんの予想通り、車社会が到来して店は繁盛したが、競争相手が増え、見切りを付けた。今は跡地にマンションが立つ。工藤さんは今も家族で店を営むが、畑や空き地ばかりだった周辺は宅地となり、風景は大きく変わった。現場の歩道は広がり、刑務所の塀も造り替えられた。改めて現場を歩いた松村さんが、つぶやいた。
 「犯人は今ごろ、何をしているのかね」
◆「想像を刺激」 モチーフ作品数々

 大胆な手口、警察官姿のモンタージュ写真-。多くの人の記憶に残る三億円事件は、数々の小説や映画、テレビドラマのモチーフになってきた。
 事件から三十五年後を描いた映画「ロストクライム-閃光(せんこう)」(二〇一〇年)は、三億円事件の捜査にかかわった定年間近の刑事と若手刑事が、事件に絡む殺人事件を捜査するストーリー。監督を務めた伊藤俊也さん(81)は事件に創作意欲をかき立てられた一人だ。事件当時は東映大泉撮影所(練馬区)で働いていた。発炎筒を使った手口から、映画の小道具を作るような者が関わっていないかと、捜査員が撮影所を調べに来た。そのため「事件があったことはよく覚えている」という。事件が創作家らを引きつけるのは、未解明の部分が多く、さまざまな解釈が可能だからという。「想像を刺激する、尽きない泉のように、全く違う視点で描ける」と説明した。
続くdownwardleft

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018120790135457.html

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