女子限定で就業体験=女性警察官企画-埼玉県警(17日)時事
女性警察官が必要とされる現状について理解を高めてもらい、多様な人材を確保する狙いで、埼玉県警は女子大学生に限定したインターンシップを開催した。女性警察官中心に企画した「女性による女性のためのインターンシップ」。警察による女子限定の就業体験は、全国でも珍しいという。
性犯罪の被害相談や虐待対応などニーズが高まる中、県警の女性警察官は約1割にとどまっている。
11日に開催されたインターンシップで参加者は、子育て支援制度などの説明を受け、幼稚園での交通安全教室や鑑識活動を体験。その後の「女子会」では、カフェで現役の女性警察官とフリートークをした。
参加者の塚越茉実さん(21)は「警察は真面目で堅いと思っていたが、子どもと関わるなど柔らかい部分を感じて印象が変わった。女性限定で応募もしやすかった」と話した。
企画した片貝弘恵巡査部長はかつて、性被害に遭った女子児童に対応した際、同性だからこそ安心して話してもらえる強みを感じた経験があった。体力のある男性にしか対応できない場面もあり、電話で「男を出せ」と言われたこともある。それでも「女性だからできることはある。肩肘を張らず、個性や性別など各自の強みを生かしていければ」と話している。
20日には全国初の運動部限定のインターンシップの開催も予定しており、参加者は救助訓練や逮捕術などを体験する。県警採用センターの加藤春樹所長は二つのインターンシップについて、「力強さと、痛みに寄り添う姿勢。心身両方を守る警察を感じてもらえれば」と期待を込めている。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018121600243&g=soc
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