警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(9、10日 単位・レベル)
強盗事件今年は増えている
【治安うんちく】 昭和43年12月に発生した「府中3億円強奪事件」は10日で50年になる。
平成も来年には新年号に変わるなど、昭和は遠くなっていく。
事件は、日本信託の現金輸送車が白バイ警察官を装った男に止められ、「爆弾が仕掛けられている」と言って車の下に潜り、発炎筒を手に銀行員ら4人を降ろすと、その輸送車を運転して逃走してしまったという強盗事件。
警視庁は延べ17万人余の捜査員を投入するなど大捜査を展開したが、昭和50年に時効が成立している。
警視庁の名刑事と言われた平塚八兵衛さんもこの事件を担当していた。平塚さんが定年退職後に何度も事件現場や聞き込み先などを訪れるのに同行させてもらった。
その時の平塚さんのこんな言葉が忘れられない。
「捜査会議で意見を言ったら、キャリアの管理官に『平塚さん今の捜査手法は昔と違いますから…みんなの意見を聞くことです』と言われた。俺はもうお終いだと思ったな」…
今や、強盗事件の捜査には防犯カメラが威力を発揮するなど確かに、捜査は「足」だけで稼ぐ捜査ではない。それでも、昭和の当時と比べて検挙率はほぼ変わりはない。
警察庁によると今年10月現在の認知件数は1539件で前年同期に比べて26件の増加。検挙率は85.6%で同4.6ポイントアップしている。10月現在の推移をみると平成25年の認知件数は2593件で半数近く減っていることになる。
認知件数のランキングは東京が282件、大阪が238件、埼玉が126件、愛知が111件、神奈川が99件など。前年と比べて千葉と埼玉が+13件、茨城、岐阜、鹿児島が+12件など。全く発生が無いのは宮崎県だった。
検挙率のランキングは佐賀が200%、山梨が175%、高知が150%、和歌山が140%、奈良が133.3%と続いている。
低かったのは秋田の50%、愛知の64%、長野の66.7%、千葉の67.7%、滋賀の69.2%など。
それにしても強盗事件の被害額が年々増加している。平成6年8月には兵庫県神戸市で5億4100万円。同16年10月には栃木県南河内町で5億4255万円。23年5月には東京・立川市で6億400万円が強奪される事件があった。これも時代の流れか…
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
詐欺劇場
おれおれ詐欺の注意を呼びかける映像
https://www.youtube.com/watch?v=jg5_iVc97zY
警官名乗り「偽札か調べる」…800万円詐取(9日)読売
警察官と消費生活センター職員を名乗られては信じてしまう。長野県中野市の80代女性が現金800万円の被害に遭ってしまった。
★元劇団四季の警察官、詐欺被害防止の啓発ソング(7日)読売
★カードすり替え窃盗が急増 封筒使う新手口、注意を(6日)共同
★大阪の警官、特殊詐欺見抜けず 「息子」と電話でやりとり(4日)西日本
★高齢者に振り込め詐欺防犯講座(5日)NHK
★元JTB子会社の男再逮捕 外貨両替で4千万詐取疑い(5日)産経
★垂れ幕で「詐欺警戒を」 特別警報時に洛和会施設=京都(2日)読売
★愛之助さん“特殊詐欺に注意を”(2日)NHK
★杉良太郎さんら オレオレ詐欺対策協力へ、警察庁が正式に依頼(1日)TBS
★特殊詐欺加担防止へ 高校生に防犯教室=神奈川
★現金詐取容疑グループが役割分担 交渉や書類作成(29日)共同
★カード使い780万円詐欺被害(28日)NHK福島
★神戸の82歳女性が詐欺被害9400万円(27日)産経
★詐欺で3人逮捕 総被害8千万か(27日)NHK
★詐欺防止でATM制限強化へ(25日)NHK
★偽「裁判所」はがき、各地で被害 100万円振り込み(24日)共同
★“中国警察”名乗り現金詐欺か、台湾籍の女逮捕(23日)TBS
★ビジネス装うメール詐欺、日本企業も標的に (22日)日経
★架空の「循環取引」で1億円詐取か、食品卸販売会社元役員を逮捕(22日)TBS
★Amazonギフト券 7500万円分詐取か、2人を逮捕(22日)TBS
★偽電話詐欺2150万円被害 福岡県大木町の女性(21日)西日本
★犯罪収益引き出したナイジェリア人ら逮捕、警視庁(19日)産経
★詐欺受け子の男「借金払えず、貸金業者が指示」(18日)読売
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