確定死刑囚が無罪主張=手紙で「告白」の殺人2件-裁判員裁判で初・東京地裁(12日)時事
前橋スナック銃乱射事件などで死刑確定後、2件の殺人への関与を告白し、殺人罪に問われた元暴力団会長矢野治被告(69)の裁判員裁判の初公判が12日、東京地裁(楡井英夫裁判長)であった。矢野被告は罪状認否で「私は殺していない」などと述べ、弁護側は無罪を主張した。
確定死刑囚が別事件で刑事裁判を受けるのは異例で、裁判員裁判で審理されるのは初めて。判決は12月13日の予定。
矢野被告は二つの殺人事件のうち、被告単独で殺害したとされる事件について「私は殺していません。ただし殺させました」と説明。殺害を指示したとされる事件については「(被害者の)名前すら知らない。間違いです」と述べた。
検察側の冒頭陳述などによると、矢野被告は死刑確定後の2014~15年、行方不明になっていた神奈川県伊勢原市の不動産業津川静夫さん=当時(60)=と、東京都新宿区の会社社長斎藤衛さん=同(49)=の殺害に関わったとする手紙を警視庁に提出した。
手紙の中で、津川さんは暴力団関係者の男=死亡=に「殺害させた」とし、斎藤さんについては「自分で首を絞め殺した」と記載。遺体は配下の組員だった別の男に遺棄させたとし、同庁は16年、この男の供述などに基づき、伊勢原市と埼玉県ときがわ町の山中で2人の白骨を発見した。https://www.jiji.com/jc/article?k=2018111200145&g=soc
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