警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(25、26日 単位・レベル)
覚醒剤の押収量が増加
【治安うんちく】
コカインの摘発が増加している中で、今年4月には横浜港に入港していたナイジェリア発のコンテナ船から覚醒剤およそ15キロが見つかっていたり、11月にはタイから覚醒剤100キロ以上を密輸したとして夫婦が逮捕されるなど覚醒剤の大量密輸が次々に明らかになっている。平成28年には那覇港に入港した外航ヨットから600キロが押収されたのが最高の押収量とされている。
この覚醒剤の密輸だが、厚生労働省によると近年はアフリカや欧州仕出しの量が増えているという。
平成23年の押収件数の仕出し国で最も多かったのがアフリカで44件、欧州が39件と1位、2位を占めており、この年に前年と比べて増加したのは中南米が21件増えて22件、アジアが11件増の22件などだった。
海上保安庁では薬物の水際対策を進めているなかで過去の年間押収量で平成24年以降で最も多かったのは平成28年の1314.39キログラムがある。その翌年は350.88キログラムだった。
平成24年が2.99キログラム、同27年には83.29キログラムだったから近年は如何に多いかが分かる。
そして厚労省は今年8月から第5次薬物乱用防止5カ年計画を進めている。それまで第4次計画を進めてきたが、覚醒剤の押収量が2年連続で1トンを超えていることや国境を越えた人・物等の移動が活発化していることなどから、国内外の取締機関と連携した早期の情報入手や税関の検査機器など取締りに必要な資機材の整備と体制の強化などを挙げている。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【訂正】 24日の当欄「治安再生は道なかば」の原稿で、「今年9月現在の刑法犯認知件数」とあるのは「今年10月現在」でした。お詫びして訂正します。
詐欺劇場 おれおれ詐欺の注意を呼びかける映像
https://www.youtube.com/watch?v=jg5_iVc97zY
詐欺防止でATM制限強化へ(25日)NHK
https://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/20181125/1060003509.html
振り込め詐欺など特殊詐欺からお年寄りを守ろうと、群馬県のすべての信用金庫では一定の条件に該当する高齢者についてATMで引き出せる限度額を1日10万円に引き下げることになった。
★「アダルトサイト閲覧姿を録画」で脅迫 被害1千万円(25日)産経
★偽「裁判所」はがき、各地で被害 100万円振り込み(24日)共同
★“中国警察”名乗り現金詐欺か、台湾籍の女逮捕(23日)TBS
★ビジネス装うメール詐欺、日本企業も標的に (22日)日経
★架空の「循環取引」で1億円詐取か、食品卸販売会社元役員を逮捕(22日)TBS
★Amazonギフト券 7500万円分詐取か、2人を逮捕(22日)TBS
★偽電話詐欺2150万円被害 福岡県大木町の女性(21日)西日本
★犯罪収益引き出したナイジェリア人ら逮捕、警視庁(19日)産経
★詐欺受け子の男「借金払えず、貸金業者が指示」(18日)読売
★暴力団立件、ハードル高く=証拠残さず非組員使う-特殊詐欺、「資金源」に(17日)時事
★最高裁、詐欺受け子を逆転有罪か 「中身知らず」と主張(16日)共同
★電子マネー詐取疑い再逮捕 全国で1億4千万円被害か(12日)産経
★(守る・防ぐ)詐欺かも?AIが判断し警告 ATM操作…携帯電話・マスクやサングラス姿【名古屋】(10日)朝日
★架空請求詐欺 3800万円被害(10日)NHK
最近のコメント