警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(24、25日 単位・レベル)
今年は「三の酉」まで
【治安うんちく】 米国のカリフォルニア州の山火事では70人以上が死亡する大惨事となったが、日本でもこのところ死者が伴う火災が多くなっている。
21日に福島県小野町では住宅などが全焼して7人が死亡した火事があったが、24日には山口県阿武町で住宅6棟が焼ける火事があり、2人の夫婦が死亡。23日には愛知県蒲郡市の住宅が全焼して2歳の女の子が死亡している。さらに同日、茨城県境町では養豚業者の豚舎から出火。約300頭の豚が死んでいる。
東京消防庁管内では今年上半期の火災発生件数は2109件で前年より234件の減少。建物火災が最も多く1434件。次いで車両火災が127件で、米国のような林野火災は2件だった。
出火原因は1位が放火で388件、2位がタバコで375件、3位がガステーブルの159件など。
総務省消防庁によると平成29年の全国での年間発生件数は3万9373件で前年に比べて2542件の増加。ようするに増加傾向にある。
内訳は建物火災が2万1365件、車両火災が3863件、林野火災が1284件など。
出火原因をみると東京は放火が1位で、これにたばこ、ガステーブルが続いているが、全国的には「たばこ」が1位で3712件、これに放火の3528件、こんろの3032件、たき火の2857件と続いた。但し、放火と「放火の疑い」を含めると5833件になりブッちぎりの1位だった。
死者は東京の今年上半期は53人で前年より4人増えている。空気が乾燥する〝火災〟シーズン。そう言えば今年は「三の酉」まであったっけ。火事が多いわけだ…
東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【訂正】 24日の当欄「治安再生は道なかば」の原稿で、「今年9月現在の刑法犯認知件数」とあるのは「今年10月現在」でした。お詫びして訂正します。
詐欺劇場
おれおれ詐欺の注意を呼びかける映像
最近のコメント