警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(20、21日 単位・レベル)
立ち向かう勇気を
【治安うんちく】
厚生労働省は、職場でのパワハラ対策として企業が防止策を講じるよう法律で義務付ける方針を示した。う~ん…
仕事もそうだが人間が成長していく場合は精神的にも厳しさと優しさが必要。厳しさに如何に絶えて成長していくかだ。日本には江戸時代から、「丁稚」という階層があった。主に商人の社会だが、それはそれは厳しいものだったようだ。その厳しさに絶えてこそ人間的に成長していくもので、「厳しさ」はひとつの美徳とも見られていた。
さらに、サラリーマンが「企業戦士」と言われた時代があった。1980年代の日本経済を支えたサラリーマンたちだ。古~い人間だと思われそうだが、「日本のために夜も寝ずに働く」―そうした人たちに支えられて今の日本の経済がある。厳しくて何が悪い?…
それが、現代社会では「厳しさ」は「悪」と言われている。勿論、厳しさと優しさが伴えば素晴らしい。昭和の時代、父親は「威厳」を持ち厳しかったが、逆に母親には「優しさ」があった。そのバランスが幸せな家庭を築いていた。
そこで「パワーハラスメント」―社会的に地位の強い者が自分の権力や立場を利用した嫌がらせを言う。それが、一人前にするための愛情を持った厳しさなら絶えてこそ当然だが、「ゆきすぎ」るのは良くない。そんなのは先輩でも上司でもない。だから「ハラスメント」は「バランス」が大事なのだ。
最近、パワハラを苦に自殺者まで出ている。もうひとつ言うなら、パワハラを受ける地位の人が強くなれば良いことだ。「ふざけるな!今にみていろ!」と。立ち向かう勇気を持ってほしい。それが「根性」というものだ。
企業に対するパワハラ対策も必要だが、「強い人間」をつくる教育が先だ。自殺―そう言えば、全部がパワハラではないが、自殺者に「勤務問題」の動機が多くなっている。
警察庁によると平成29年の自殺者のなかで最も多かったのが健康問題で次が家庭問題。これに経済・生活問題と続くが4番目が「勤務問題」で自殺者数は1991人。
歴史的にみると昭和54年当時、いわゆる企業戦士時代の自殺者の動機のトップは「病苦」で9599人だったが勤務問題は4番目なるも862人。それが増減を繰り返して平成16年には628人になったものの、29年には3倍に増えている。
どんな事態になろうとも立ち向かっていく(挑戦する)「強い人間」づくりが大事だ。
パワハラがなんだ!逆に、ぶっ飛ばせ!
東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
今朝の読売新聞の朝刊の折り込みで、読売新聞製作の「オレオレ詐欺」「振り込め詐欺」の注意を呼びかけるチラシ(写真)が入っていた。その中で内閣府が実施した「どんな人がだまされているか」の世論調査の結果が掲載されている。「私は大丈夫と思っているのにだまされた」が80%。「東京都内で詐欺被害に遭った人のうち『だまされない』と思っていたがだまされてしまった」がなんと91.8%もあるという。自信がある人こそひっかかりやすいようだ。
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★詐欺受け子の男「借金払えず、貸金業者が指示」(18日)読売
★暴力団立件、ハードル高く=証拠残さず非組員使う-特殊詐欺、「資金源」に(17日)時事
★最高裁、詐欺受け子を逆転有罪か 「中身知らず」と主張(16日)共同
★電子マネー詐取疑い再逮捕 全国で1億4千万円被害か(12日)産経
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★架空請求詐欺 3800万円被害(10日)NHK
★「銀行協会職員」かたり詐欺未遂容疑、16歳少年を逮捕(9日)朝日
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