警視庁管内体感治安レベル２

首都東京体感治安（１１、１２日　単位・レベル）
減少傾向にあるのだが…
【治安うんちく】
　１１日未明、横浜市神奈川区の「大口通商店街」の路上で、血だらけで倒れている女性を新聞配達員が見つけた。倒れていたのは３４歳の会社員の女性で、上半身を刃物のようなもので刺されていたが命に別状はないようだ。
　女性は「知らない男に刺された」と話しており、神奈川県警は通り魔事件とみて、殺人未遂容疑で男の行方を追っている。深夜、しかも店はほとんど閉まっているのに、偶然にしては不自然な気がする。
　警察庁によると今年９月現在の街頭における傷害事件は６３９０件で前年より５７６件の減少。ランキングは東京の１０６４件、大阪の８９０件、埼玉の４３２件、神奈川の４３１件、兵庫の４１５件と続く。
　警察庁が平成２７年に調査した４７都道府県別の体感治安の数字と比較すると東京は良い方から２９番目だが、大阪は最も悪くて４７位、埼玉が４３位、神奈川が３５位、兵庫は３３位となっており、このような犯罪は少なからず体感治安に影響を与えているようだ。
　あの刑法犯認知件数が２８５万件と最悪を記録した平成１４年の街頭における傷害事件は前年より９１２件も増加して１万８９８１件もあったが、その後は年々減り続けて、同２６年には１万１２４４件になり、昨年（２９年）は前年より６３０件も減って１万件を割り９１５０件になった。そして、今年はさらに減少しており、この減少傾向は防犯カメラの抑止効果の現れだろうか。
　横浜市の事件も防犯カメラの映像に期待したい。
　東京体感治安は「レベル２（ブルー）」とする。

詐欺劇場

★詐欺の被害者・容疑者をＡＩ判断→警告　ＡＴＭで新技術（１０日）朝日名古屋（詳細は以下をクリック）

https://www.asahi.com/articles/ASLBM5V5NLBMOIPE033.html?iref=pc_ss_date

どうにも止まらない振り込め詐欺―ついに、ＡＩ（人口知能）に頼ることになりそうだ。
　朝日新聞によると、振り込め詐欺は被害者も被疑者もＡＴＭを利用することから、設置されてあるカメラに映った画像を元にＡＩが判断して警告を出そうというもので、愛知県尾張旭市の日立オムロンターミナルソリューションズが開発したもの。

★架空請求詐欺 ３８００万円被害（１０日）NHK
★「銀行協会職員」かたり詐欺未遂容疑、１６歳少年を逮捕（９日）朝日
★受け子が「中身知らず無罪」の判決見直しか　最高裁（６日）産経
★「１億円当選です」電子ギフト１６００万円分を詐取される（５日）産経
★弁護士装う６９歳、振り込め摘発で目立つ高齢者(２日)読売
★特殊詐欺振込先のカード譲渡疑い女逮捕　「融資受けるため」（３１日）京都
★夫供述“詐欺グループに家族の仕事を依頼”（２日）ＴＢＳ
★家族３人で特殊詐欺に加担、無関係の長男取材に応じる（１日）ＴＢＳ
★運転免許証偽造し他人名義の口座開設しようとした疑い、２０代の女逮捕（３０日）TBS
★特殊詐欺アジト、摘発逃れ狙い「移動型」に　民泊・駐車場… (３１日)日経
★脱・固定電話が特殊詐欺の特効薬？「すすめるわけには…」神奈川県警ジレンマ（２９日）産経
★特殊詐欺被害を防げ、ＡＴＭ前に路面シートで注意呼びかけ（２７日）TBS
★特殊詐欺、逮捕者半数が報酬なし　神奈川県警が調査（２７日）共同