警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(3、4日 単位・レベル)
警察の抑止力しかない
【治安うんちく】
年末になってくると多くなるのが強盗など金にまつわる事件。まるで、映画を見るような大胆な事件が発生した。
10月31日、東京・品川のプリンスホテルで催涙スプレーをかけられて約1400万円が強奪される事件が発生した。被害者は20歳の男性。「知人の男性と金銭トラブルになり……」と供述しているから〝ほし(犯人)割れ〟?と思われるが……催涙スプレーを用意していたり、1200万円という高額を持っていたことを知っていたとすれば、なんと大胆な計画的な犯行かも…
さらに、24日夜には埼玉県越谷市の路上で、歩いて帰宅途中の女性(20)が、後ろから来た自転車の男に、無色無臭の液体をかけられ、ショルダーバッグから現金4万円入りの封筒が奪われるという事件も発生している。
昭和の時代には郵便局の窓口がよく狙われ、平成に入りパチンコ景品交換所や牛丼店など外食産業も攻撃の対象にされ、さらに近年は路上での高額強盗など時代とともに過激さを増している。
警察庁によると今年9月現在の強盗の認知件数は1389件で前年より48件の増加。平成26年の年間認知件数が2338件で、翌年の27年には1822件と1000件台に減り、その後減少傾向にあったが、今年は昨年同期より増えて増加傾向を見せている。検挙率は85.5%で同2.4ポイントのアップ。
ランキングは東京の253件、大阪の222件、埼玉の116件、愛知の99件、千葉の88件と続いた。
前年より増加したのは埼玉の+21件、千葉の+16件、茨城の+14件、栃木の+10件、静岡の+8件、長野の+6件など関東地区で67件も増えている。
検挙率は山梨と佐賀の200%、和歌山と高知が各150%、石川と奈良が128.6%と続き、東京の106.3%など100%超えが15都府県あった。
これに対して低かったのは岩手と秋田の各50%、香川の60%、長野の63.6%、大阪の66.2%などだった。
「注意しましょう」と言っても、狙われているか否かが定かでないので防ぎようがない。やはり、警察の抑止力に頼るしかないようだ。
東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
特殊詐欺振込先のカード譲渡疑い女逮捕 「融資受けるため」(31日)京都
https://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20181031000018
キャッシュカードが特殊詐欺のツールになっているのに、京都府の女(39)が東京のアパートに郵送して譲渡したとして逮捕された。実際に口座が利用されて近畿地方の70代女性が約100万円をだまし取られている。
容疑者の女は「融資を受けるためにカードを送り、暗証番号を教えた」と言っている。騙されないぞと思っていても、あらゆる理由から、追い込まれて提供してしまう。それが振り込め詐欺だ。
★夫供述“詐欺グループに家族の仕事を依頼”(2日)TBS
★家族3人で特殊詐欺に加担、無関係の長男取材に応じる(1日)TBS
★運転免許証偽造し他人名義の口座開設しようとした疑い、20代の女逮捕(30日)TBS
★特殊詐欺アジト、摘発逃れ狙い「移動型」に 民泊・駐車場… (31日)日経
★脱・固定電話が特殊詐欺の特効薬?「すすめるわけには…」神奈川県警ジレンマ(29日)産経
★特殊詐欺被害を防げ、ATM前に路面シートで注意呼びかけ(27日)TBS
★特殊詐欺、逮捕者半数が報酬なし 神奈川県警が調査(27日)共同
★高齢女性から101万円だまし取る 容疑の少年逮捕(26日)産経
★特殊詐欺未遂容疑で3人逮捕(25日)産経
★オレオレ詐欺「受け子」20人差配か…3人逮捕(24日)読売
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★高齢者が2千万円詐欺被害 警官名乗る男に渡す 新潟県警が捜査(20日)産経
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