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2018年10月 3日 (水)

目黒の虐待死 児相が危険性記録せず 事件の検証公表(3日)産経

東京都目黒区で3月、両親から虐待されていた船戸結愛(ふなと・ゆあ)ちゃん=当時(5)=が死亡した事件で、結愛ちゃんが以前に住んでいた香川県の児童相談所(児相)が、虐待が疑われる事態を把握しながら、危険性を判断する記録を残していなかったことが3日、厚生労働省の専門委員会がまとめた検証結果で分かった。児童への危険性を判断するための「リスクアセスメントシート」などに記録することが虐待対応の手引き(平成17年通知)に定められており、厚労省は「手引き違反」と認識している。
 香川の児相は、転居先の東京の児相に対して、けがの写真など客観的な資料を引き継いでおらず、東京側が結愛ちゃんへの危険性を判断する機会を失ったことも判明。政府は7月、事件を受けて児相の体制の強化や、児相間の引き継ぎは対面で行うことなどの緊急対策を決定し、虐待死の防止を目指している。
 専門委は、事件の社会的反響を受けて、前倒しして異例の検証を実施。東京と香川で現地調査も行い、関係機関7カ所から聴取した。
 検証によると、平成28年8月から、警察官が結愛ちゃんの傷やあざを確認するなど虐待を疑い、児相が2回、一時保護していた。しかし児相は父親に対して指導を十分行えず、父親の転居を理由に指導自体も解除した。
 香川から東京の児相への引き継ぎについては、結愛ちゃんの虐待の内容や、危険性の評価が不明確だったと認定。口頭での補足説明も十分ではなく、認識のずれが生じたと指摘した。
 東京側は母親から2度にわたって結愛ちゃんの確認を拒否されたこともあり、緊急性の高いケースと判断できなかった。母親との関係構築が優先され、結愛ちゃんを現認できないうちに事件が起きた。検証では「子供の安全確認が最優先。速やかな立ち入り調査などの検討が必要」とした。
続く 
http://www.sankei.com/life/news/181003/lif1810030008-n1.html

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