警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(23、24日 単位・レベル)
意外に多い置き引き被害
【治安うんちく】
またひとつ、犯罪捜査のツールとなった。
那覇市の商業施設で買い物中の49歳の男性が現金約220万円などが入ったトートバッグの置き引き被害にあったが、まもなく犯人が逮捕された。
それはバッグの中に入いていたスマートフォンだった。GPS機能を利用して移動中の男の所在を突き止め、警察官が急行して身柄を確保したもの。
置き引き事犯の報道は少ないが、発生は意外に多い。
警察庁によると今年9月現在の認知件数は2万0368件。1日当たりに換算すると74件も全国のどこかで発生している。それでも前年同期より2791件の減少。検挙率は28.0%で同3.2ポイントのアップ。
年間推移をみると平成20年の年間認知件数は5万4322件で検挙率は14,7%。ところが同29年には3万0818件に減り、検挙率は25,7%にアップしている。そして今年9月までだが件数がさらに減り、率はアップしていることになる。
認知件数が減って検挙率が上がったことは今後の抑止効果は大になるだろう。
この検挙率だが、アップしているとは言え、30%以下。全窃盗犯は31.5%。その中で最も高いのはATM荒しの257.1%、官公庁荒しの150.7%、非侵入盗の41.4%と続くが、その中で置き引きは28.0%と下から10番目。
検挙率が徐々にアップしているのは、やはり防犯カメラの威力もひとつだろう。これに、今度は位置確認ができるスマホも加われば、さらに検挙率はアップして抑止効果に期待できる。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
詐欺劇場
★区の職員装いカード詐取の疑い、少女逮捕(23日)TBS
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3504739.html
また、未成年者が関与していた。警視庁に逮捕された東京・練馬区内の少女(18)は、17歳当時の今年3月に区役所の職員を装い高齢の男性(66)に電話。「還付金を口座に振り込みます」などとしてキャッシュカード1枚をだまし取った疑い。当然、背後には詐欺グループが存在した。
★警視庁メール
警視庁田無署管内でのアポ電。大手家電量販店の店員を騙り「あなたのカードを使って他人が買い物をしました」。その後、今度は金融庁を騙る男から「あなたのカードが偽造されて使用された。被害回復の手続きが必要なので口座番号とキャッシュカードの暗礁番号を教えて下さい」
そして、最後に「通帳とキャッシュカードを封筒に入れて封印し自宅のポストに投函しなさい」というもの。全くデタラメの口述なので注意すること。
警視庁は、不審な電話は110番を呼びかけている。
★高齢者が2千万円詐欺被害 警官名乗る男に渡す 新潟県警が捜査(20日)産経
★100万円受け取り直後、隣人見とがめ戻させる(21日)読売
★JTB子会社元社員を詐欺容疑で再逮捕、逮捕は3度目(19日)TBS
★「被害者救済番組に出演を」…女性また詐欺被害(18日)読売
★会員登録解除口実に全国で4千万円詐取か、詐欺容疑で男4人逮捕(10日)TBS
★医者→長男→警備員→上司の電話…1300万円詐欺被害(14日)朝日
★息子かたる詐欺、まず前日夜に「探り」の電話(10日)読売
★特殊詐欺関与の疑いで山口組総本部を家宅捜索 1人を指名手配 警視庁(9日)産経
★高齢者の詐欺被害対策、新宿区の誤算 4割が協力拒否(8日)日経
★振り込め詐欺被害の高齢者 被害防止を呼びかけ(8日)NHK
★栃木県警、タクシー業界と「受け子手配書」作製(6日)産経
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