警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(2、3日 単位・レベル)
新宿区が…
【治安うんちく】 本日は日本の首都・東京の治安情勢について。全国刑法犯認知件数で上位を占めており、強いて言えば日本の数字治安を左右しているのであえて東京のみを取り上げた。
警視庁によると今年8月現在の刑法犯認知件数は7万5439件で前年より7720件の減少。認知件数は全国で最も多く2番目の大阪には1万0487件の差があるが、前年より減らした件数は全国でトップ。
大きな要因は非侵入盗が5679件も減少したことだろう。特徴としては前年まで警視庁管内の刑法犯認知件数総計で上から3番目だった新宿区が62件も増やしてワースト1になった。そのランキングは同区が4323件、世田谷区が3931件、江戸川区が3652件と続いている。総合ランキングは新宿区、世田谷区、江戸川区や昨年ワースト1の足立区などが上位を占めている。
この中で新宿区が暴行、脅迫などの粗暴犯が前年より153件も増えて571件になり、凶悪犯が51件増の78件になった。この凶悪犯の3番目の江戸川区は前年が17件で都内のランキングは10番目だったが今年は上から3番目に浮上している。特筆すべきはこの2区だろう。
今、全国の警察が抑止に必死になっている特殊詐欺。前年の認知件数は5377件から僅かに36件減少して5341件だった。やはり人口が多い世田谷区が最多で37件増えて340件、渋谷区が18件増の274件と続くが、新宿区は42件減らし235件で3番目にランクされた。
体感的に悪化を感じさせる凶悪犯と粗暴犯が増加した新宿区―かつて昭和の時代は歌舞伎町など日本最大級の歓楽街を抱えるとあって犯罪も多かったが、現在は日本一歓楽街とは思えないほど犯罪認知件数は落ちていた。勿論、警視庁の最強クラスの抑止策が功を奏しているのだろう。しかし、ここにきて若干だが増加傾向にあることはあの昭和の時代を彷彿させられ、オリンピックを前に残念でならない。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。詐欺劇場
★だまし取ったカードで100万円引き出す 「受け子」グループのリーダー逮捕 警視庁(2日)産経
http://www.sankei.com/affairs/news/181001/afr1810010026-n1.html
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