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2018年9月26日 (水)

天神金塊盗「橋渡し」被告に懲役13年 「不可欠な役割」 福岡地裁判決(26日)西日本

福岡市・天神で昨年4月、貴金属店勤務の男性から金塊買い付け資金約3億8千万円を奪ったとして、強盗致傷などの罪に問われた東京都葛飾区の会社役員東房義昭被告(45)の裁判員裁判が25日、福岡地裁であり、足立勉裁判長は「被告は計画側と実行役を橋渡しし、重要で不可欠な役割を担った」として懲役13年(求刑懲役14年)を言い渡した。
 判決によると、東房被告は共犯の暴力団組員小菅誠被告(42)=同じ強盗致傷罪などで起訴=ら9人と共謀し、昨年4月20日正午すぎ、福岡市中央区天神のみずほ銀行福岡支店前の駐車場で男性の顔に催涙スプレーを吹きかけ、金塊買い付け資金が入ったスーツケースを奪うなどした。
 裁判では、実行役が被害者の抵抗を抑えるために暴行を加えることについて、東房被告に認識があったかが主な争点だった。
 判決理由で足立裁判長は、多額の現金を運ぶ被害者が抵抗することは想定でき、「被告にも抵抗を排除しなければ現金が奪えないとの認識があった」と指摘。催涙スプレーや車の準備、見張り役などの役割分担については「綿密な計画で組織性も高い」とした。
 一方、事件前日と6日前にも同じ男性から強盗を企てた強盗予備罪2件については、「一つの強盗に向けて継続した意思の下に行われた」として強盗致傷罪に含まれるとした。
 ◇  ◇初の判決、見えぬ全容解明

 福岡市の繁華街で白昼堂々、約3億8千万円もの現金が奪われた事件。事件を巡っては計10人が起訴され、判決は東房義昭被告が初となる。今後は残る9人の裁判が開かれる見通しとなっているが、現時点では事件の情報源さえ明確になっておらず、全容解明は難しい状況となっている。
 裁判で東房被告は、犯行の「手引き役」だった男性2人の話として「当初は手引き役2人のうち1人が金塊の取引に立ち会い、手引き役が襲われたふりをするとの話だった」と説明。手引き役と会った際の会話の内容も具体的に証言した。2人は東房被告とも面識があり、福岡県警が共犯として逮捕したが、不起訴処分となっている。
 足立裁判長は判決で、事件前に東房被告らが2度、今回の事件現場周辺で強盗を計画した際に、その手引き役が一度も現場に現れなかった不自然さを指摘し、「手引き話自体の信ぴょう性が疑わしく、供述を信用できない」と退けた。東房被告は強奪の橋渡しを担ったとされるが、判決から事件全体の概要が明らかになったとはいえない。
=2018/09/26付 西日本新聞朝刊=
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/452472/

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