捜索現場、救助犬も奮闘=殺処分逃れた「夢之丞」-北海道地震(12日)時事
北海道で6日未明に起きた地震で、大規模な土砂崩れに見舞われた厚真町。必死の捜索が続く現場には自衛隊や警察、消防だけでなく、広島土砂災害や熊本地震でも活躍した雑種の災害救助犬「夢之丞(ゆめのすけ)」の姿もあった。
夢之丞は約8年前、広島県の動物愛護センターで殺処分されそうになっていたところを、NPO法人ピースウィンズ・ジャパン(PWJ、広島県神石高原町)に保護された。当時はまだ生後3~4カ月だったが、PWJで訓練を受け、災害救助犬として活動するようになった。
「捨て犬だったからか、とても臆病な性格」。そう話すのは夢之丞のハンドラー(指導手)、西香さん(23)。それでも訓練を重ね、2014年8月の広島土砂災害で行方不明だった1人を発見したのをはじめ、16年4月の熊本地震でも捜索に当たるなどの活躍を見せた。
厚真町の捜索現場では今回、PWJの他に三つの民間団体と、航空自衛隊の災害救助犬チームが活動し、PWJは夢之丞を含む3匹を投入している。別の救助犬のハンドラーを務めるPWJの大西純子さん(46)は「土砂が家屋を覆ってしまっており、救助犬がにおいをかぎつけることが難しい状況」と説明。それでも、人がいる可能性のある場所を救助犬が示してくれることで、土砂を掘り返す範囲を絞ることに貢献しているという。
夢之丞とタッグを組んでおよそ1年半になる西さん。「夢之丞はもう8歳になり、引退まであと少しかもしれない。山の中など静かな場所が得意なので、そうした現場でこれからも活躍できたら」と期待を込めた。https://www.jiji.com/jc/article?k=2018091200159&g=soc
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