「現場の声聞き、リードする」=14日就任、三浦新警視総監(14日)時事
インタビューに答える三浦正充新警視総監=11日、警察庁
五輪・パラリンピックなど大規模国際イベントを控える首都東京。その治安を担う警視庁の第95代警視総監に三浦正充警察庁次長(58)が14日付で就任する。「警視庁は日本警察で唯一無二のパワーを持つ組織。現場の声を吸い上げ、正しい方向にリードしていけるよう努力したい」と抱負を語った。
「警察人生の原点」とする事件がある。警視庁捜査1課に在籍していた1986年12月、東京・多摩地区の雑木林で白骨遺体が見つかった。管理官として担当したが、身元も分からず、手掛かりもない。捜査員は24時間、現場近くで通行人への聞き込みを続けた。
何日かたち、住民の間で「あの刑事さんたちはいつ休んでいるの」と声が上がった。差し入れを持ってきてくれたり、立ち寄って情報をくれたり。そこから被害者の身元が特定され、スピード解決につながった。警察が懸命に努力している姿が住民の理解と協力に結び付く。今も警察活動の基本と位置付けている。
人事部門や暴力団捜査の経験が長い。沖縄県警本部長時代は、就任直前に起きた米軍ヘリ墜落事故への対応に奔走した。「人格者」「公正」が周囲の評で、「上にも下にも言うべきことを言う」
警視庁では、重要未解決事件、特殊詐欺対策などの難題も待ち受ける。モットーは「誠実であれ」。「人には策を弄(ろう)さず真心を持って当たる。難しい仕事から逃げずに前を向く」と語る。https://www.jiji.com/jc/article?k=2018091300794&g=soc
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