警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(13、14日 単位・レベル)
暴力団員数が減少
【治安うんちく】 警察の暴力団に対する徹底した取締の効果がじわりと出始めている。
西日本新聞によると平成26年9月から始まった警察による「壊滅作戦」のため指定暴力団工藤会の組員が半減したという。
しかも、ただ単に取締だけではない。中には「カタギになりたい」という組員もいることから、組離脱後の支援も行われている。
勿論、福岡県だけではない。組を抜け出した元組員の就職先を紹介する連絡協定があるが、壊滅作戦スタート当時の自治体数6都府県が現在は30都府県に拡大しているというのだ。
こういう背景もあってか、このほど福岡地裁の公判では「カタギになって、刑務所と無縁の生活をしたい」と言い切った組員までいたというから、壊滅作戦の効果がじわりと出始めているようだ。(以上西日本新聞)
組から離脱した組員に「堅気になれ」と言っても特殊な団体であり〝足抜け〟にはそれ相応の危険が伴う。さらに、生活面でもある程度の支援は必要だ。取締―更正―生活支援の3つがそろって初めて壊滅へ向けて効果が出る。受け入れ体制の充実こそ、更正組員の増加が期待される。
警察庁によると組員数の推移をみると平成18年には6代目山口組、住吉会、稲川会の3団体の構成員と準構成員の総数は6万1600人だったが平成29年には神戸山口組が加わったものの総組員数は2万5300人と大幅に減っている。
総数が減少しているという背景もあり、今年8月現在の暴力団の刑法犯検挙件数も1万2154件と前年より1060件も減っている。
最も減少したのは窃盗犯で510件も減り6661件になったほか、詐欺犯も102件減の1462件、暴行も87件減の1135件になるなど軒並み減っている。
しかし、賭博は18件増の67件、わいせつ物頒布も8件増の12件になるなど増加している罪種もある。
報道によると北九州市の繁華街で、暴力団組員の入店を禁じた「暴排標章」を掲げる飲食店が増えているといい、官民協力は暴力団の街からの締め出しに大きな効果を出しているようだ。
東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【事件】また、警察官の拳銃発砲で犯人を逮捕した。13日朝、新潟県聖籠町で49歳の男の自宅を捜索しようとしたところ、男は包丁を持って人質を取って抵抗。このため、警察官が男に拳銃1発を発射、左膝に命中した。男は治療を受けているが意識はあるという。警察は殺人未遂と銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕した。
警察官による拳銃の発砲―大阪・生野区でもあったが結果論から言えばこれで良い。しかし、撃つ前早めに拳銃で威嚇すれば発砲しなくて済むかも知れない。警棒並に危険を感じたら、即、手にする米国並みの対処法にすべきだ。
国民の命を守るためなんだから、反対するなら「自分で自分の命を守れ」と言いたい。
詐欺劇場
★偽電話詐欺福岡で多発 2ヵ月で6000万円被害 HKT48注意呼び掛け(13日)西日本
http://policestory.cocolog-nifty.com/blog/cat20778300/index.html
★「俺だけど、かばんなくした」 1850万円の詐取被害(12日)テレビ朝日
★携帯電話に偽メール 横浜の60代が330万円特殊詐欺被害(9日)産経
★警視庁管内 振り込め詐欺に注意「市役所からの還付金詐欺」。市役所職員を騙り「医療費還付金の郵便物を出したのですが、手元にありますか?銀行口座はどこですか」
しばらくして今度は銀行職員を名乗り「キャッシュカードを交換する必要があります」「自宅に職員が取りに行きます」と言われる。(以上 メール便)
※銀行などのATM操作だったが、カードの「受け取り」に変わっているので注意
★「五輪チケットあげる」メール詐欺か (6日)日経
★電話詐欺:70代男性が910万円被害 笛吹 /山梨
2018.09.05 地方版/山梨 21頁 (全393字)
★偽サイト誘導、最多290万人 今年上半期 カード情報盗難恐れ2018.09.05 東京朝刊 26頁 第3社会 (全591字)
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