警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(7、8日 単位・レベル)
犯行の動機は
【治安うんちく】
7日朝、警視庁のメールによると東京都武蔵野市境のアパートで、午前2時45分ごろドアスコープに外からカメラを向けている不審な男がいた。ドアスコープと言えば室内から訪問者を確認するためのもの。常識で考えても明るいところから暗い室内を覗けないはずなのだが…年齢は20歳代から30歳代の男で逃走中。何が目的だったのだろうか…
犯罪の動機―考えられないものもある。だから事件は恐ろしい。
警察庁によると平成28年の数字になるが、刑法犯の主たる被疑者の犯行の動機別、原因別検挙件数32万6113件のうち最も多かった動機は「対象物自体の所有、消費目的」の10万3795件で31.8%を占めた。要するに「物が欲しい」と言う泥棒ですよ。
罪種別で最も多かったのは検挙件数2万2018件の窃盗犯。動機は「生活困窮」が4万8658で24.3%を占めた。動機の「生活困窮」と言えば知能犯も同じだ。全検挙件数2万2018件のうち5828件で26.4%だった。
参考までに凶悪犯の放火は、昭和の時代は動機に「蓄膿症」が多いと言われていた時もあったが、これはフランスの統計。警察庁によると28年は652件のうち最も多かったのは「憤怒」で22.3%。
今回の武蔵野のドアスコープの事件は罪名で考えられるのが住居侵入。だとすれば検挙件数7353件のうち最多は「性的欲求」の1745件で23.7%。次が「生活困窮」の1165件で15.8%と続き、この2つで約半数を占める。
「性的欲求」と言えば考えられるのは「覗き」か、強制性交目的での侵入。「生活困窮」と言えば侵入盗目的の確認かも知れないが…いずれにせよ被害者に与える恐怖感は計り知れない。武蔵野署の周辺パトロールの徹底を期待するしかない。
東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
詐欺劇場
★警視庁管内 振り込め詐欺に注意「市役所からの還付金詐欺」。市役所職員を騙り「医療費還付金の郵便物を出したのですが、手元にありますか?銀行口座はどこですか」
しばらくして今度は銀行職員を名乗り「キャッシュカードを交換する必要があります」「自宅に職員が取りに行きます」と言われる。(以上 メール便)
※銀行などのATM操作だったが、カードの「受け取り」に変わっているので注意
★携帯電話に偽メール 横浜の60代が330万円特殊詐欺被害(7日)産経
http://policestory.cocolog-nifty.com/blog/2018/09/post-4c9d.html
★「五輪チケットあげる」メール詐欺か (6日)日経
★電話詐欺:70代男性が910万円被害 笛吹 /山梨
2018.09.05 地方版/山梨 21頁 (全393字)
★偽サイト誘導、最多290万人 今年上半期 カード情報盗難恐れ2018.09.05 東京朝刊 26頁 第3社会 (全591字)
★「運び屋やろうよ」詐欺集団リクルーターが勧誘か(28日)テレビ朝日
★慣れない「受け子」?で逮捕 いつもは「見張り役」(23日)テレビ朝日
★高齢者にウソの電話、4300万円詐取容疑で再逮捕(23日)TBS
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