聞き出すべき重要なこと まだ眠っていた 元オウム杉本受刑者が手紙(27日)共同
オウム真理教の麻原彰晃元代表=本名・松本智津夫=ら死刑囚十三人の刑が執行されたのを受け、教団元幹部の杉本繁郎(しげお)受刑者(59)が本紙に手紙で心境を寄せた。二十三日には山形刑務所で取材に応じ、「これで良かったのかという思いが強く残ります。聞き出しておくべき重要なことが彼らの中にまだまだ眠っていたと思われます。彼らが語ったことを今後、どう生かして どう伝えていくかを考えるべきです」と訴えた。 (瀬口晴義)
杉本受刑者は出家番号4番の古参幹部。麻原元死刑囚の運転手を長く務めた。地下鉄サリン事件では実行犯の送迎役を務め、無期懲役の刑が確定している。
手紙では、教団で親しかった井上嘉浩元死刑囚、一審は同じ法廷で審理を受けた地下鉄サリン実行犯の豊田亨、広瀬健一元死刑囚らの名を挙げ、「あらためて彼らがもうこの世の人でないということに思い至ります。まだ完全に現実を受け入れることができないのかもしれません」と述懐。その一方で「私自身、やっと教祖の呪縛から解放されたような思いが心に生じたことも確かです」と複雑な心境を明かした。
麻原元死刑囚の遺骨の扱いや教団に残る信者への思いなどもつづっている。
◇ オウム真理教元幹部の杉本繁郎(しげお)受刑者(59)は本紙に寄せた手紙で、麻原彰晃元死刑囚=本名・松本智津夫=らの刑執行に対する複雑な思いなどをつづった。手紙の内容は以下の通り。
死刑執行はいずれもNHKの昼のテレビで知りました。刑務所では昼の休み時間にニュースを見ることができます。衝撃でしたが冷静に受け止めることができました。三月に東京拘置所から移送された時の方がむしろ衝撃が大きかった。三月中の執行もあり得ると考え、精神状態がかなり悪化してしまい、少しずつ安定を取り戻し心の準備をしていました。
続く
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018082790070313.html
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