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2018年8月20日 (月)

2018年8月20日 (月)

警視庁管内体感治安レベル2

首都東京体感治安(20、21日 単位・レベル)
検挙率が…
【治安うんちく】

2009_1228_222559212F1014033 今年に入っても犯罪抑止は好調だ。一方で検挙率も徐々に回復しつつあり、凶悪犯など一部の検挙率は高いのだが…
 警察庁によると今年7月現在の日本警察の検挙率は37.4%で前年同期に比べて2.6ポイントアップした。最も高いのは凶悪犯で86.1%。続いて暴行など粗暴犯が82.3%と続いた。凶悪犯が高い要因は、殺人が97.0もあることだ。
 しかし、昭和の時代の刑法犯検挙率50、60%台にはほど遠い。その要因は窃盗犯が32.6%と低いからだ。最大の原因は乗り物盗が8.8%とひと桁台で、諸悪の根元は自転車盗で6.1%。
 何度も書くが昭和、平成で最も検挙率が高かったのが昭和60年の64.2%。低かったのが同44年の53.6%だから、現在の検挙率がいかに低いかが分かる。
 参考のためだが、最も高かった60年の窃盗犯の検挙率は59.9%もあった。乗り物盗でさえ49.1%もあるのだ。
 そして、これだけではない。今、国民に大きな不安を与えている詐欺犯の検挙率は窃盗犯に次いで低く、46.0%。60年は97.4%もあった。
 この詐欺が時代を物語っていると言っても過言ではない。なんと検挙率は42.3%と昭和60年の半数以下なのである。
 オレオレ詐欺など高齢化社会に向けた新たな時代背景でもある。
 今年に入り検挙率の低い乗り物盗がなかったらどうなるのかを算出してみた。
 刑法犯の認知件数から乗り物盗の認知件数を引いた検挙率を算出するとなんと46.6%になり、10ポイント近くもアップする。
 中でも厄介な自転車盗。抑止は国民ひとりひとりの心掛けしかない。
 首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。

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http://policestory.cocolog-nifty.com/blog/2013/08/post-4188-17.html

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