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2018年8月 8日 (水)

豪雨の日、119番2500件 倉敷市消防局「席から立てず」 通常の25倍 (8日)日経

西日本豪雨で広範囲が浸水し50人以上の死者が出た岡山県倉敷市で、雨が激しさを増した7月6日午後10時からの24時間に2500件以上の119番が殺到したことが7日、倉敷市消防局への取材で分かった。同消防局の1日の平均通報数(約100件)の25倍に当たり、消防隊員は「電話が鳴り続け、席から立ち上がることもできない。異常な状況だった」と振り返る。
同消防局は7月6日夕から全職員約460人を緊急招集。119番を受ける指令管制室は通常の約3倍の20人態勢で災害に備えた。
 倉敷市は6日午後10時、真備町地区全域に避難勧告を出した。「裏山が崩れた」。勧告後で最初の被害通報とみられる電話は同34分ごろ、同地区の住民からだった。
 午後11時35分ごろには隣接する同県総社市でアルミ工場が爆発し、付近の住宅なども延焼。直後から雨の状況や爆発音、避難に関する問い合わせで電話は鳴りっぱなしになった。消防局の職員は当初、通常通りパソコンに通報内容を打ち込んだが追いつかず、黒板もすぐ情報で埋まった。その後は通報内容を紙に手書きし、指令者が現場に救助要請を出し続けた。
 真備町地区など小田川の北側一帯に避難指示が出たのは7日午前1時半。その後、小田川と高馬川の合流地点付近などで堤防決壊が確認された。
 「川の水があふれそう」「家の人が逃げ遅れた」。夜明けとともに水浸しになった地区の全貌があらわになった午前5~6時には、119番は1時間当たりピークの183件に。その後も通報は殺到し、100件をようやく切ったのは午後5時を過ぎてからだった。
 浸水した自宅の2階に取り残された同地区の70代男性は、何度も119番し救助を求めた。消防隊員と電話がつながっても「救助に行けないかもしれない。できる限り自分の命を守る努力をして」と返答された。
 自衛隊のボートで救助された頃には携帯電話の電池が切れかかっていた。男性は「とりあえず、命が助かっただけでも良かった」と疲れた様子で振り返った。〔共同〕
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33928310X00C18A8AC8Z00/

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