警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(4、5日 単位・レベル)
偽造事件は大幅に減少 だが…
【治安うんちく】
前回は偽造通貨の統計を書いたが、偽造で最も多いのが文書偽造。
なんと、獣医師の免許を偽造して仙台市の動物管理センターで非常勤嘱託職員として働いていた58歳の男が、7月に発覚し解職処分された。男は2年前から勤めていたもので同市は、公文書偽造の疑いがあるとして5月中旬に仙台東署に相談していた。
さらに、女性専用のシェアハウスを運営する不動産会社の経営破綻にからみ、物件の所有者が静岡県沼津市の銀行からローン審査を受ける際に、書類を改ざんした問題で、銀行行員も改ざんに加担していたという。
このほか、偽造クレジットカードを使って高級腕時計を購入したとしてマレーシア人の男が警視庁に逮捕されたほか、奈良文化財研究所の50歳の主任研究員が百貨店で偽の1万円札を使用したとして奈良県警に逮捕されている。
また、スイスの高級時計メーカーの偽の腕時計を販売したとして、愛知県警に逮捕された男もいる。
警察庁によるとこうした偽造事件の今年上半期(1〜6月)の認知件数は1265件で前年同期より286件の減少。検挙率は前年より11.8ポイントもアップした79.2%だった。
偽造で最も多いのが仙台市のような文書偽造で認知件数は642件。これに通貨偽造の287件、支払いようカード偽造の271件、有価証券偽造の46件と続く。
このなかで文書偽造が前年より228件も減ったほか支払カード偽造も87件減少しているのに対して通貨偽造だけが49件も増えている。
検挙率のうち最も高いのが支払用カード偽造で101.5%もあるが、通貨偽造事件は17.8%と極めて低い。
まあ、この事件は日本でも〝神世の昔〟からあるし、世界中どの国でもある事件。「いつの世も悪は絶えず」ですよ。
東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
http://policestory.cocolog-nifty.com/blog/2013/08/post-4188-3.html
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