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2018年7月27日 (金)

電通違法残業事件、上司の不起訴相当 検察審査会が議決(27日)日経

電通の違法残業事件で、東京第一検察審査会は27日までに、過労自殺した同社の新入社員、高橋まつりさん(当時24)の当時の上司の不起訴処分を相当と議決した。議決は12日付。同事件では法人としての電通に罰金50万円の有罪判決が確定しているが、検審も上司個人に刑事責任を求めるのは妥当ではないと判断した。
 検審は議決理由で、上司が違法残業を認識していたものの「同様の違法な長時間労働が全社的に行われており、中間管理職には組織の中で個人ができる対策は限られていた」と指摘した。
 高橋さんの上司だけを処罰すれば、他の中間管理職との間で不公平となることや、電通が有罪判決を受け長時間労働の対策が取られつつあることなどから「検察官の不起訴処分を覆すに足る理由はない」と結論づけた。
 2017年12月、検審に不起訴不当と申し立てていた高橋さんの母、幸美さん(55)は「長時間労働を全社的に行っていれば上司は処罰されないのは納得できない。娘のような不幸な事態を二度と起こさないように、経営者と管理職に責任があると認識してもらいたい」とコメントした。
 事件では15年12月に過労自殺した高橋さんらに労使協定の上限を超える違法な残業をさせたとして、東京労働局が16年12月、法人としての同社と当時の上司を労働基準法違反の疑いで書類送検。東京地検は同社を略式起訴し、上司は不起訴処分(起訴猶予)とした。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33485630X20C18A7CC1000/

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