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2018年7月 5日 (木)

警視庁管内体感治安レベル2

首都東京体感治安(5、6日 単位・レベル)
ついに機動隊まで動員
【治安うんちく】

2009_1228_222559212F1013948 全国の警察が特殊詐欺の被害防止に、有効な電話機の普及などの対策を進めている中、なんと、被害防止策として機動隊まで動員することになった。
 動員を実施するのは大阪府警。息子をかたる手口の詐欺が都市部を中心に増加していることもあり、現金の受け渡し場所の約8割は駅周辺だと分析した府警は、駅に機動隊員を派遣して封じ込めるという作戦。
 実際に機動隊員が改札や周辺を巡回して高齢者に「オレオレ詐欺に気をつけて」と呼びかけるなどものものしい雰囲気に「何かあったのか」と驚く人も多かったという。さすがに、ジュラルミンの盾は持っていなかったようだ。
 警察庁によると振り込め詐欺の今年5月現在の認知件数は6730件で前年より45件の減少。実質的な被害額は141億7238万5460円で、やはり同2億6590万7317円も減るなど、なんとなく減少傾向が見られたようだ。
 これに対して検挙件数は1795人で、これは前年より357件増え、検挙人員も991人で219人も増えている。
 振り込め詐欺撲滅の効果があるひとつが活動拠点の摘発。6月に警視庁は3人の詐欺グループを摘発。その際に都内のマンションの部屋を提供していた不動産会社社員も逮捕されている。
 歴史をたどれば、振り込み用の銀行口座が凍結されて登場したのが受け取りの手法。ようするに現金を引き出す「出し子」から、受け取り役の「受け子」に変わったのだ。
 大阪府警はその「受け取り」の抑止に機動隊の動員を決めた。なんと言っても「機動隊の出動」となれば、60年安保、70年安保当時を経験している者にとってただ驚くばかりだ。その年代は今、振り込め詐欺の被害者の年齢でもある。
 こうして、振り込め詐欺の抑止策は着々と進んでいる。犯罪集団のアイディアより取り締まり側のアイディアが上回ったとき振り込め詐欺は撲滅できる。
 東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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http://policestory.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/post-4188-3.html

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