警視庁管内体感治安レベル２

首都東京体感治安（２４、２５日　単位・レベル）
逃がすな！
【治安うんちく】
　「たかが器物損壊」ではない。刑法２６１条の「他人の物を損壊し又は傷害した者は３年以下の懲役又は３０万円以下の罰金に処す」とある。逃げれば処分は重くなるという。
　埼玉県内で今、自動車のタイヤをパンクさせる事件が続発している。同県春日部市で２０件相次いだ。埼玉県警は器物損壊事件として捜査しているが、同様事件は県内で昨年から今年にかけて１００件は起きているという。防犯カメラの設置などもあり、街頭犯罪であるこの種の事件は減少傾向にあるというのに…
　警察庁によると今年上半期（１〜６月）の器物損壊の認知件数は３万９１２１件だが、それでも昨年同期より８２７４件も減少している。しかし、検挙率は低く１１．９％で、同２．２ポイントあがっているのだが…
　認知件数のランキングは東京の５６２０件、大阪の３６５４件、愛知の３２５２件、そして今回事件が相次いでいる埼玉が２９２４件。これに兵庫の２５４８件と続く。
　それでも昨年に比べて東京が９２２件、兵庫が８０４件、愛知が７９０件、大阪が７７１件、埼玉が５３２件も減少している。
　問題の検挙率のランキングは高いほうで宮城の２９．６％を筆頭に奈良の２７．７％、鳥取の２４．４％、島根の２４．０％、長崎の３３．９％などの順。
　低いのはなんと１桁台。福島の５．４％、愛媛の５．８％、茨城の６．２％、千葉の７．７％、三重の８．６％など。
　事件のあった埼玉は９．７％とやはり１桁台だが、検挙して余罪を出せばぐ〜んとアップするはずだ。
　平成２８年の数字になるが同県のボランティア団体数は５９８４団体、人数は２７万５２３９人と全国１。民間の協力を得て、抑止に努力されたい。
　東京体感治安は「レベル２（ブルー）」とする。

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