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2018年7月 3日 (火)

2018年7月 3日 (火)

警視庁管内体感治安レベル2

首都東京体感治安(3、4日 単位・レベル)
損害賠償は?
【治安うんちく】

2009_1228_222559212F1013945 先月29日午後、埼玉県上尾市のJR宇都宮線の踏切で、同市に住む県立高校の女子生徒(17)が上り普通電車にはねられて死亡した。上尾署は自殺の可能性が高いとみて調べている。
 これは自殺行為だが、こうした鉄道の踏切事故は件数は減少傾向にあるものの死者数が増えている。
 29年交通安全白書によると平成28年の踏切事故は229件で死者は103人だった。平成9年以降で過去30年間の推移をみると、同年は547件だったが17年には457件と減少傾向に入り、同18年から300件台で推移。同25年には297件と200件台に減っている。
 死者数は過去20年間で最も多かった17年の165人。これが25年に100人を割り94人。以後、3年間は増加傾向に転じて28年は再び3桁台になってしまった。
 平成28年の事故内容をみると最も多いのが自動車で41.9%と約半数。これに歩行者の40.6%と続くが、自転車も7.8%あった。
 勿論、故意に列車を止めれば莫大な賠償を求められるが、過去にはこんな事例がある。平成19年12月に愛知県大府市のJR駅構内で、91歳の認知症の男性が電車にはねられ死亡した事故で、JR東海は振り替え輸送費用として、遺族に約720万円の賠償を求める裁判を起こした。1審、2審ともに家族に監督義務があると判断して賠償を命じたが、最高裁では逆転している。
 不法行為責任を定める民法709条では、ある人が故意又は過失によって他人の権利等を侵害した場合に生じた損害を賠償しなければならないとある。勿論、事実的因果関係、あるいは条件関係などが勘案されるが、精神的にも重いものになってしまう場合もるから良く考えた行動をとるべきだろう。
 痴漢を注意されて線路内に入り、電車を止めたら…
 東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
Image001_2http://policestory.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/post-4188-1.html

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