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2018年6月26日 (火)

がん疑い、主治医に11件伝わらず=患者1人死亡-横浜市立大2病院(26日)時事

横浜市立大は25日、付属市民総合医療センター(同市南区)と付属病院(同市金沢区)でコンピューター断層撮影(CT)でがんの疑いが判明しながら、院内で検査結果が適切に共有されなかったケースが計11件あったと発表した。付属病院では腎臓がんの疑いが主治医に伝わらず、60代の男性患者が死亡していた。
 同センターで昨年10月、担当医らが検査結果を見落とし、男性患者が膵臓(すいぞう)がんで死亡した問題を受け、同大が調査を進めていた。
 同大は、両病院で作成された16年7月以降のCT画像診断書約7万6800件を調査。進行の遅い腎臓がんなどはさらにさかのぼって調べた結果、がんの疑いが判明しながら、主治医らに情報が適切に伝わっていなかったケースが11件あった。
 CT検査を行う放射線科の医師は依頼された部位以外も調べ、画像診断書で悪性腫瘍の疑いなどを指摘していた。しかし、主治医への連絡が徹底されていなかったり、主治医が診断書の確認を怠ったりしていたという。
 付属病院によると、死亡した男性は12年10月、心房細動のためCT検査を受けた。放射線科の医師は「腎細胞がんの疑いがある」と画像診断書で指摘したが、検査目的と異なる部位だったため主治医に直接伝えなかった。主治医も心臓の画像をチェックしただけで、診断書は確認しなかった。
 男性は今年2月、地域の医療機関で受けたCT検査で転移性肺腫瘍の疑いが判明。付属病院が保管画像を見直したところ、放射線科の医師が12年のCT検査でがんの疑いを指摘していたことを確認した。男性は抗がん剤治療などを受けたが、今年4月に死亡したという。
 相原道子付属病院長は「病院全体の問題として責任を重く感じている。亡くなられた患者のご冥福を心よりお祈り申し上げる」と謝罪した。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018062501144&g=soc

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