警視庁管内体感治安レベル２

首都東京体感治安（８、９日　単位・レベル）
地域の眼が大事だ
【治安うんちく】
　今年５月、新潟市で小学２年の女児が帰宅途中に殺害された事件。この事件以降全国各地で通学路で子供達の登下校を見回り隊の活動が改めて注目されている。
　帰宅途中、しかも通学路が連れ去られるもので略取事件(２２４条)は典型的な犯罪。子供達の通学などの際に略取されるのは街頭犯罪。しかも重要犯罪とも位置づけられている。
　今月に入って福島県いわき市で女子高校生が男に車に連れ込まれる事件があった。女子高生が路上を歩いていたら、車で通りかかった男に腕を捕まれて車に押し込まれたが、発車まぎわに逃げて無事だった。
　略取誘拐事犯は人身売買も加わるが今年に入り増加傾向にある。
　警察庁によると４月現在の全国での認知件数は９０で、前年より２６件の増加。殺人や放火、強制性交などの重要犯罪の中でも増減率が最も多く４０．６％あった。検挙率は高く８８．９％で同２８．０ポイントもアップしている。
　認知件数のランキングは大阪の１４件、東京の１１件、愛知と兵庫の７件、福岡の５件など。
　検挙率は熊本の２００％をトップに１００％超えが２２府県もあった。低かったのは徳島、岐阜の２県が５０％だが、それでも半数は検挙していることになる。
　しかし、一方で発生があっても検挙が０件もある。鳥取、佐賀、大分、宮崎だ。
　認知件数が上位の中でも平成２８年現在で防犯ボランティアの団体数が多かったの東京の３９１３団体、兵庫の２５８５団体、愛知の２４２７団体、福岡の２３６９団体あるが、認知件数が最も多かった大阪が１７８４団体と少なかった。地域住民の絆がないことか…
　ちなみに認知件数にランキングインしていなところで多いのは神奈川の２５７３団体あった。勿論、団体数だけでなく組織の活動が注目されるが事件数や危険度の高い場所数などにより、治安度数はこの数字だけで分からない。
　首都東京体感治安は「レベル２（ブルー）」とする。

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