警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(20、21日 単位・レベル)
地域住民と警察の連携が必要
【治安うんちく】 静岡県藤枝市で、集団下校中の児童約20人の列を刃物を持った男が襲い、小学4年の男児が重傷を負った事件―このニュースに接して平成25年6月28日に発生した東京・練馬区の小学校の近くで児童3人が刃物で切りつけられた事件を思いだす。
近くに住む47歳の無職の男が殺人未遂と銃刀法違反で逮捕されたが、この時は、近くにいた交通安全指導員(71)が持っていた交通安全の旗を振り回して男に抵抗。下校中の児童3人がナイフで首などを切られたが、大惨事には至らなかった。この勇気ある行動―自分なら果たしてできただろうか…と思い悩んだことだった。
男は事件の3日前、住宅街で同じ小学校の名前を出して大声を上げたり、1か月前によく似た男が小学校の敷地に侵入するなど事件には予兆があった。
今回の藤枝市の事件は、やはり下校時が狙われた。事件の端緒は小学4年の男児が刃物で切られて血だらけになっているのを発見した女性が110番。男は現場から逃走して学校の敷地内に侵入したところを駆けつけた教員に取り押さえられたもので、身柄の確保は警察官ではなかった。男は同市内の18歳の少年だった。
統計の数字が古いものになるが、平成15年に学校内で発生した凶悪犯は99件で平成6年に比べて1.8倍も増えた。また粗暴犯は1885件で同1.6倍に増加している。
そう言えば平成13年の6月8日には大阪府池田市の小学校で37歳の男が校内に侵入して包丁で斬り付け、児童8人が死亡。15人の児童と教師が負傷した事件もあった。残念ながら近年の学校周辺の事件数は見当たらなかった。
それにしても藤枝市の事件も練馬区の事件も路上で発生している。こうした街頭での犯罪は減少傾向にあるものの、高い水準で推移している。
警察庁によると今年5月までの街頭犯罪の認知件数は10万5487件。1日当たりに換算すると698件にもなる。それでも前年に比べて1万6189件も減っている。
この数字は、通学路や発生時間が子供達の登下校時間帯には必ずしも関係ないが、いずれにせよ、都内などで最近は登下校の子供に対する「声かけ事犯」が多くなっており、地域住民で協力しあい不審者は徹底的な警察への通報など警察と民間の連携が必要のようだ。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
http://policestory.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/post-6448.html
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