仮想通貨「無断採掘」疑い サイト運営者を書類送検 (13日)日経
自身が運営するウェブサイトを閲覧した人のパソコンを、仮想通貨の獲得手段の一つである「マイニング(採掘)」に無断で利用しようとしたとして、神奈川県警などがウェブデザイナーの男性(30)を不正指令電磁的記録保管の疑いで書類送検していたことが13日までに関係者への取材で分かった。容疑を否認している。
捜査関係者によると、他にも複数のサイト運営者らを不正指令電磁的記録保管や同供用の疑いで捜査し、今月中旬をめどに立件する見通し。
仮想通貨には、取引履歴をインターネット上に記録する計算作業に協力し、対価として新規発行の仮想通貨が得られるマイニングという仕組みがある。男性らはサイトに仮想通貨「モネロ」をマイニングする「コインハイブ」というプログラムを設置。サイトを訪れると、閲覧者のパソコンが自動的にマイニングを始める。
県警はサイト上に明示したり、閲覧者の同意を取らなかったりした点を違法と判断したとみられる。捜査関係者によると、採掘プログラムに関して立件したケースが明らかになるのは初めて。
男性の弁護人の平野敬弁護士によると、男性は2017年10月末~11月初旬ごろ、サイトにコインハイブを設置したとして、今年3月に横浜簡裁で罰金10万円の略式命令を受けた。男性は否認し、横浜地裁で正式裁判が開かれることになった。
コインハイブは設置者がマイニングの報酬の一部を得られるため、17年9月ごろから広がった。平野弁護士は「ウェブ広告と同じ仕組みで、ウイルスには当たらない」と無罪を主張している。〔共同〕https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31695810T10C18A6CN0000/
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