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2018年6月28日 (木)

2018年6月28日 (木)

警視庁管内体感治安レベル2

首都東京体感治安(28、29日 単位・レベル)
拳銃を使いやすくせよ
【治安うんちく】

2009_1228_222559212_4F1013905富山市の交番で警察官が刺殺されたうえ拳銃を奪われ、その拳銃で一般人が射殺された事件で警察庁は、拳銃の着装器具を改良して、本人以外は拳銃を抜き取れなくする対策に乗り出したというが、ちょっと待て!
 警察官が任務中の拳銃を奪われた事件と言えば平成4年2月には東京都清瀬市の派出所で巡査長が刃物の男に襲われ、拳銃を奪われた。この事件は時効を迎えている。
 拳銃強奪事件だけではない。むしろ警察官が殺害される事件が多い。5年4月にはパトロール中の警視庁上野署員が男に刺殺され、同11月には神奈川県警の警察官が横浜市の中華街で刺し殺されている。8年10月には千葉県警の警察署員が窃盗容疑の少年に刺されて死亡。12年6月には青森県むつ市で職務質問中の警察官も刺殺された。
 勿論、清瀬市の事件や今回の富山市の事件のように拳銃を奪われるなんていう事件は絶対にあってはならない。だが、拳銃を持っていながら自分の身を守れないなんてこんな情けない話しはないだろう。それでは拳銃は飾りでしかない。
 ましてや警察官の拳銃使用事件は増加傾向にあるとすればなおさらだ。警察庁によると拳銃使用事件の推移は平成11年には15件だったが、14年には54件に、15年には65件に急増するなど今でも高い数字で推移している。
 あれは平成13年8月28日だった。東京都・三軒茶屋で警察官が刃物の男に襲われ、犯人を射殺、自らも命を落とした事件の2日後だった。
 当時の国家公安委員長が記者会見でこう話した。
 「警察官が所持する短銃が警察官の命と引き替えにしか使えないのか?」と疑問を呈したうえで「警察官が犯人を制圧する時に、犯人に『自分が撃たれるかもしれない』と思わせることが抑止力になるだろう」とも…
 まさに仰せの通りだ。米国のように、危険と感じれば警察官本人が拳銃を手にして制圧する―警察庁は奪われないように装着器具を改造すると言っているようだが、使用しやすくするのが先決だ。
 これからは女性警察官も交番に立つことが多くなる。柔道や剣道、そして逮捕術だけでなく、拳銃使用のタイミングを早く判断させる訓練も必要だろう。
 なにしろ、北海道では銃身のない電気式のロシア製拳銃が全国で初めて押収されたという。想像も付かないが銃身や撃鉄がなく、電気で発火して発射する銃だという。警察官は拳銃の扱いは専門家。もっと自由に使えるようにしなければこれからの時代に対応できまい。
  首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。

Image001_2http://policestory.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/post-28ef.html

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